がん治療

病は道連れ。人生の相棒。

一昨日は2年前に大腸がんの手術を受けた夫の定期検診日。異常なし(すなわち転移もなし)。ただ小さなポリープが1つ出来ていて、内視鏡により除去することになった。 術後も術前と同じように生活している夫。仕事をして、趣味の土いじり(園芸、苔玉、プチ盆栽…

今日は夫の誕生日〜病気と共存する時代がやってきた。

(注)昨日に書いた記事。 今日、4月16日は、夫の誕生日。 奇しくも、あのチャップリンと同日である。 写真は、夫が作った苔玉とミニ盆栽の数々。 これらを見るにつけ、一昨年の秋に夫が大腸がんの手術を受ける近日に漏らした言葉が、ふと蘇る。 「生きている…

転移なし〜排泄の問題は、老いると、誰しも避けて通れない。

昨日、夫が大腸がんの手術を受けて1年目の定期検診の結果が出た。 「転移なし」。 わーい。 天の恵み以外、何物でもない。 肝臓をはじめ、他の臓器の状態も良好だとか。 ますます、お天道さまは陽を降り注いで下さった。 このところ、夫と小さなイザコザが絶…

細く長く働くため、勇気を持って、断る仕事は断る。

さて、中池見湿地(福井県)で憧れのトノサマガエルに会い、里山気分も満喫してリラックスしたところで、あらためて昨日、今後のワークバランスについて考えた。 66歳になった現在。いくら20年のキャリアに裏打ちされた「慣れ」があるとは言え、体力面から、昔…

寄り添うと言うこと。2022年の我が体験から考える。

2022年もあと数時間で終わり。 皆さんにとっては、どんなお年だった? 我が家の2022年は、夫の大腸がん発病から始まり、入院、手術、と激動の年だった。 幸いなるかな。10時間半にも及んだ手術後の経過は順調で、落ち着いた後は仕事や趣味などの日常を取り戻…

夫の障害者手帳交付、認められた。

(注)12月6日に書いた記事。 昨日、直腸と膀胱のダブルストーマとなった夫が申請していた、障害者手帳交付が認められた旨の封書が、役所から届いた。 11月2日に書類提出してから、おおよそ1ヶ月経っての交付。手術を受けた病院側からも「申請して、最低で2ヶ…

天職と感じていた宣伝販売の仕事だが、、、。

現在37歳の娘がお腹にいた時の話だから、1984年。某テレビ番組で、こんなイベントが行われた。 20代の男女5人とその母親の計10人がスタジオに集合し、母親たちにはスタジオ内に設置したキッチンで、豆腐だけの味噌汁を作ってもらう。もちろん、子どもたちに…

真ん中の孫が夫のために染めたバンダナ

勤労感謝の日である今日、娘一家が訪ねてきた。 真ん中の孫が染めた、じいじのためのバンダナ。 夫も巻いて大喜び。 大腸がん同様、原発の前立腺がんもステージ2だった。 希望はある。

大腸がんのステージ判明。併発していた前立腺がんのステージは?

夫の手術退院後、初めての外来診察。 もちろん、妻の私も付き添っている。 心配された、がんを患った部位部分の周辺リンパへの転移はゼロ。 よって、大腸がん自体のステージは2A。 再発率は10%から15%。 以上の理由から、抗がん剤治療はオプションとなり、受…

療養者がいる家庭に、やりくり記事は参考にならない。

値上がり続出の昨今。それを反映してか、ネット上の主婦向けサイトには「食費〇〇円で1ヶ月やりくりする方法」なんて記事がさかんに載っている。 ぶっちゃけ、低所得層の我が家も、その中身には大いに、いや、状況が状況だけに、「大いに」をはるかに超えて…

ストーマ〜食欲と食事量のバランス

大腸がんで10時間半もの手術を受けた夫が退院して、今日で12日目。まだまだストーマの扱いには、注意が必要ね。昨夜も、異変に気がついて深夜に目が覚めた時には、排便パウチの方が風船みたいに膨らみ、パンパンだったとか。 何より腹痛。料理好きな夫は、昨…

ババを引いてしまった〜人生は最期までわからない。

(注)11月15日に書いた記事。 自らのがん闘病を公言しているミュージシャンの坂本龍一が、インタビューで、「若い頃は、暴飲暴食や徹夜など、ムチャをしていたが、中年以降は周りに健康オタクと呼ばれるくらいに身体のことには気をつけていた。その自分ががん…

仕事より「日常」の回復〜がん手術退院後。

(注)11月15日に書いた記事。 11月も半ばを過ぎた今日、12月に予定されている仕事は、今のところ7日。経済面を考慮すれば、あと3日は欲しいが、まあ、もうヨシとしようか、今年は。 それより、夫婦共々、少しずつ「日常」を取り戻すことに力を入れよう。 10時…

まだストーマに慣れていない。

(注)11月14日に書いた記事。 直腸がんを患った夫が、肛門と前立腺および膀胱を摘出する手術を受けた夫が退院して、今日で1週間。 リハビリで歩行と階段の上がり下り、プラス腸と膀胱につないだ2つのストーマ(人工肛門と人工膀胱)交換も自力で出来るようにな…

自営業者は「仕事を休む」即「収入減」となる。

(注)昨日に書いた記事。 明日、明後日と、連続仕事。 やはり、手術を受けた夫が落ち着くまで仕事を休めばよかったと思う、今日この頃。 入院中の夫から「あれ持ってきて」「これ買ってきて」とのリクエストははいたしかたないとしても、その他の細かい雑用が…

雑用に振り回され、1日が終わる。

夫が手術して明日で1週間。 お陰様で術後は順調なのだが、ここへ来て、「夫が日常を取り戻すまで、(私の)仕事は受けない方がよかったかな」との気持ちにもなっている。 病院関連をはじめ、他にも細々した雑用がとてつもなく多く、それだけで、「私、今日1日…

障がい者手帳を受けるということ

午前中、夫の入院先に差し入れ。ついでに、夫の入院(19日)と共に提出した、障がい者手帳を受けるための医師側からの書類は、というと、「また先生に書いて頂いておりません」と言う。 ん? なぜ、こんなに遅いの? 夫が入院する前からネット検索をかけ、術後…

夫のがん手術から3日目。1つ1つの用事は大したことはないのに、疲れた。

(注)昨日に書いた記事。 予定を2時間半オーバーし、10時間半かかった夫の手術から3日目。 夫は、まだ観察室にいる。 とは言え、 「どこそこはホコリが溜まりやすいから、日々、掃除機での吸い取りとその後の拭き掃除を欠かさないように」 などと、掃除に関す…

手術中、待機する家族のメンタル。

夫の大腸がんの手術は、術前の説明では、およそ8時間とプラスアルファ。 ところが、実際には2時間半近くもオーバーし、10時間半かかった。 ぶっちゃけ、手術終了予定時間が近づくと気もそぞろになる。まして、予定を30分過ぎ、40分過ぎても、ナースステーシ…

夫の手術、終わり。

(注)10月21日に書いた記事。 夫の大腸がんの手術が終わった。 手術時間は、当初に予想された8時間プラスアルファより2時間半オーバーして、10時間半。とは言え、手術中にアクシデントはなく、予定通りの進行だったらしい。 術後、執刀医に患部のがんを見せら…

手術日の昼休憩中

(注)10月21日に書いた記事。 現在、私は昼休憩中。患者家族が、当の患者が手術や検査をしている時に待つために設けられた部屋から、病院内にある食堂に移動した。 今日は夫の手術日でもあると同時に、上の孫(小学校3年生)と真ん中の孫(幼稚園最高年長組)の運…

8時間にも及ぶ手術〜祈るしかない。

(注)10月19日に書いた記事。 入院日が、大海が空になったかのような、からりとした秋晴れの日だったことは、単純に嬉しい。 澄み切った大気の中で陽光に照らされていると、それだけで気持ちが癒され、元気も出てくるからねえ。 これは、入院する当の夫も同じ…

生きていることが辛くなるほどの痛み

(注)10月17日に書いた記事。 夫が手術を前に訴える。「生きていることが辛くなるほど患部が痛い。夜も眠れない」。 がんの痛みが特有であることはよく聞く。もう、すごいらしい。そりゃ、悪者の腫物が大手を振るうんだもの。 西洋医学、漢方医学、日本古来の…

「仕事を受けられないこと=減収」は、後で取り戻せばいい。

(注)10月17日に書いた記事。 宣伝販売の仕事。コロナも3年目を迎え、情勢も落ち着きつつあるこの秋になって、少しずつ、本当に少しずつ、だが、確実に復活してきている。クチとメーカー用意のPOPだけで商品説明をして売り込む推奨販売ではない。試食なり試飲…

痛みも苦しみも、生への執念があってこそ、克服できる。

(注)10月15日に書いた記事。 手術を控えた夫が訴える。 「生きているのが辛くなるほど(がんが出来た)肛門の奥が痛い。夜も眠れない」。 そう! がんって、痛いのよね。自覚症状がない初期段階ではほとんど感じないけれど、進行してくると半端なく痛いとは、…

消化器系がんの便臭〜これが病むということ。

(注)10月8日に書いた記事。 ちょっとエグいというか、明らかにびろうな話で申し訳ないんだけれど、、、。 大腸がんを患い、手術を間近にひかえた夫が入った後のトイレがすごく汚い。 もっとも、もともとの夫は、非常なきれい好き。少なくとも、私よりは何倍…

現場に立たない医療スタッフ

(注)10月4日に書いた記事。 ここ数日、2週間後に大腸がんの手術を控えた夫の衰弱が激しい。 何でも、下血(血便)がひどいことも関係しているのか、全身がだるくて仕方がないと言う。 ああ! 私も、ざっと30年前、腸にポリープが出来た時、下血のたびに 「出産…

健康面で薄氷ものだった1週間

(注)9月30日に書いた記事。 明日は仕事。大阪市中部にある地域密着型スーパーに行く。担当は農産部門。 先週の仕事が終わって1週間。我が健康面からは、ぶっちゃけ、薄氷ものの日々だった。歩けるし、何かにつかまったら屈伸も出来るものの、例えばバスに乗…

手術1つにも大勢の人の手が関わっている。

(注)9月22日に書いた記事。 大腸がんを患う夫。来月に受ける手術に向け、検査検査の日々を送っている。 昨日は歯科検診まで。 「口腔内や舌ならともかく、おなかの手術に、どうして歯が関係してくるのですか?」 と医師に質問したら、 「全身麻酔は人工呼吸…

生きている。それだけで儲けもん。

(注)9月14日に書いた記事。 昨日、夫に付き添った大学病院での検診は、まさに1日仕事だった。 病院に着いて受付の列に並んだのが午前8時45分。そこから予診に始まって本診を受け、諸々の検査を経て再び今度は手術執刀医の診察。看護師から今後についての指示…