がん治療

消化器系がん患者の便臭から考える

(注)9月7日に書いた記事。 消化器系癌を患った人間の便は独特の臭いがする。このことに気付いたのは、いつだったか。 便の悪臭と言うより、何とあらわしたらよいか、ズバリ、すえた臭いなのだ。ちょっと、ドブ川がかった、、、そんな臭い。 それでも、どんど…

治療は受ける側が納得してこそ。

(注)9月6日に書いた記事。 夫、けっきょく大学病院に転院することとなった。 恐らく遠からぬ日に手術することになるので、また当面は「検査、検査」の日々だな。 並行して、セカンドオピニオンを受けた診療所も訪れた。所長は、以前の記事でも述べたように、…

人生、一寸先は闇〜がんから陽転思考を考える。

一難去ってまた一難。 夫の大腸がん。幸いどこにも転移はしていなかったのだが、がんが出来た場所が場所(肛門近く)だけに、その至近距離にある前立腺を浸潤している可能性が高く、私も眼病でお世話になっている大学病院での精密検査を受けることとなった。 …

有機野菜を前に蘇る、かつての縁談。

(注)9月1日に書いた記事。 今月から有機野菜の宅配を頼むことになった。 がんを患った夫の健康に配慮し、4月から食材はすべて有機物にしているのだけれど、自然食品店は遠いし、一般のスーパーなどで買った野菜を酢水に漬けて農薬除去する手間も億劫に感じら…

女の友情はハムより薄い?〜というわけでもないんだろうが。

(注)8月31日に書いた記事。 自分、もしくは大切な家族、又はそれに準ずる人が、一般認識で「重篤な病」になったら、、、? ここで、我が体験を明かす。 面識もあり(1人は小中の同級生、もう1人は社会人になってからの趣味仲間)、途切れ途切れながらも、○十年…

転移していなかったがん。

(注)8月30日に書いた記事。 大腸がんを患った夫。手術のための第一弾の検査を今日受けたが、幸いにも転移していなかった。 心よりホッ。 それを伝えた娘からすぐにメール。 「来春、小学生になる真ん中の子はもう決まったランドセルを背負って京都のじいじば…

普通のスーパーでも、無塩や無添加、有機ものを扱い、専用コーナーを作ってくれたら。

もう10年近く前になるか。京都府内の某店で無塩麺と減塩つゆの宣伝販売を担当したことがある。 「塩分過剰摂取が問題になっている昨今。さぞ売れるだろう」と思いきや、さっぱり。試食品の味の評判も良くない(正直に明かしてしまうが、トッピングの鰹節でご…

セカンドオピニオンを受けた結果、納得してがんの手術を受けます。

(注)8月24日に書いた記事。 セカンドオピニオンを受けた結果、自分でも納得のいくアドバイスを得られた夫は、ついに手術を受けることとなった。日時は、恐らく9月下旬。執刀医からは、「その日までに手術に耐える体力をつけておいて下さいね」と言われた。 …

それががんです。

(注)8月23日に書いた記事。 8月21日。西大和(奈良県西部)にある大型店での仕事を終え、行き同様に2時間半かけて帰宅。 キッチンのテーブルに座っていた夫を一目見るなり、「え?」と、目を見張り、ついで茫然とした。 たった1日で、別人のように弱った夫がそ…

身近にいる大切な人が少しずつ弱っていくのは、自分の病より辛い。

(注)8月21日に書いた記事。 これは、8年前の2014年の今日、奈良県橿原市にあるAコープ(昔の農協ね)に、エバラのプチット鍋を宣伝販売する仕事に行く途中で写した写真。 ふと、感傷にふけってしまった。我がささやかなプランターのこと。 昨年と違い、今年は…

療養食が必要な家族がいる場合、連続遠方勤務は無理。

(注)8月20日に書いた記事。 明日は仕事。歩く距離を入れれば片道ざっと2時間半はかかる、奈良県の某大型スーパーに行く。 問題は夫の食事。以前にも記事にしたとおり、高校生の時から自炊かつ飲食店の厨房でアルバイトをしていた夫は料理はお手のものなので…

高血圧対策

(注)8月17日に書いた記事。 久方ぶりの内科検診(血圧)。 盆明けの影響か? かなり強い雨が降っている天候にもかかわらず、診療所の待合室は人だらけ。コロナ第7波が猛威を振るっている昨今。問題ないんかいな、こんなに密集していて。 夫がセカンド・オピニ…

セカンド・オピニオン その2

(注)8月16日に書いた記事。 セカンド・オピニオン。この単語を耳にしたのは、今から10年ほど前のことだったか。 当時、住んでいた地域で親しくなったご近所のご主人が、その朝たまたま夫と共にした散歩の雑談がてら、こう漏らしたそうな。「俺、健康診断でひ…

セカンド・オピニオン

(注)8月13日に書いた記事。 8月9日。進行性大腸がんを患っている夫は、某診療所でセカンド・オピニオンを受けた。 少しだけだが、希望が見えてきた。セカンド・オピニオンは保険が効かないなどのデメリットもあるが、重篤な病や手術の場合、やはり情報は多角…

疲れた〜休もう

明日からまた連続仕事。 と言っても、7月はわずか4日しか仕事が入っていない。夫の療養、それに付随しての妻の私の健康問題に障害が生じたからだ。少し休まないと共倒れになる。 家族に病人や介護人がいると、大袈裟でなく、1日中家事に追われると言ったのは…

アタマで無理やり納得させる食事療法とは?

(注)6月17日に書いた記事。 明日から、また連続仕事。 しかも、このご時世には珍しく、試食を伴う。 いや、ご時世ではなく、コロナ禍にも慣れ、「With コロナ」の観点から、それなりのライフスタイルが確立しつつあるのかも知れない。 5月15日と16日、進行性…

治療食作りの「実験」を楽しいと感じられるようになるまで、どれくらいかかるのだろう?

(注)6月14日に書いた記事。 夫の治療食が始まって2ヶ月が過ぎた。まだまだ試行錯誤の連続。下処理や前工程に一手間かかる割には思うような味が出せず、落ち込んだり、時に苛立ったり。 仕事でも、作る料理にまず自分自身が満足出来ないと他人に提供出来ない…

麹を糖分代わりに。

(注)5月26日に書いた記事。 整理してみた。 なぜ、重篤な病(大腸癌)を患った夫の治療食に付き合えばストレスがたまるのか? もともと、野菜と豆中心で、動物性蛋白質は主に卵と乳製品で撮る、ネオベジタリアンの私なのに。 原因は、わかっている。 糖分。 夫…

厳しい食事制限はあっても旅は出来る、国内でも海外でも。

この4月から京都と高野山を結ぶ直通高速バスが開通。来月か再来月、これを利用して夫と2人、高野山を訪れようかと思案している。宿坊付きで1泊2日の予定。 ぶっちゃけ、電車を乗り継ぐよりずっと楽に行ける。何より、宿坊なら食事は精進料理だから夫の病にも…

闘病中の夫と大喧嘩〜眠れない夜

心身共に疲れているのに、眠れない。 困ったものだ。 何をどうやっても眠れない。 こういう時に限って、酒を飲んでもますます頭か冴え渡るんだな。 プラス、加齢で胃腸が弱り、アルコールにめっきり弱くなっている。 それでなくても、この時間から飲めば翌日…

夫源病〜夫婦は人生の戦友。失うのは寂しいよ。

明日から仕事が詰まっているので、野菜をネギ1本から農薬除去とかやっていられないため、昨日、河原町にある自然食品店で野菜を買ってきた。 店内には、野菜に限らず、出汁などの加工品も含めた有機食品がたっぷり。うまく利用しようと思う。 とは言え、値段…

良くも悪くも、これが人生。

この写真から2年経った。夫に抱かれている末っ子は、今年3歳になる。 語り尽くせないほどの夫婦の物語があり、でも孫3人が健やかに育っているのを見て、「あ、この人と結婚してよかった。そういう運命だったんだ」と、心から思うようになったとたん、今回の…

砂糖もみりんも不可で、無農薬有機野菜を使うがん自然治癒治療食は、作り手に負担がかかるよ。

(注)昨日に書いた記事。 大腸がんの治療を、手術も抗がん剤も放射線治療も、もちろん化学療法も拒否して、東洋医学と伝統医学と民間療法のミックスで治すと決意した夫。この治癒法。厳格なルールが、食事にも生活にも存在する。 例えば、野菜は完全無農薬を…