売れない時は試食材料を使ってオリジナルサブメニューを。

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今日は兵庫県明石市で仕事。台風の影響で公共交通機関が遅滞しているとの情報を得たので、いつもより40分早い目に自宅を出た。


昨日の商品。まずいとまでは言わないが、

「ついている値段のカネを出してまで欲しい

ほどでもないよなあ、、、。一手間かけて自分で作ろうと思えば作れるのだし」

という感じで、売上はメーカーが示した目標額の半分。それでも、試食人数からすると5人に1人は買ってくれた購買率なので、決して悪くはない。


デモをしていて、何をどうやっても売れない時、考えられうる対応策の一つが、試食メニューの他にもう一つ、サブとしてのメニューを試食材料を使って作ることである。


例を示そう。

とあるお高い目の味噌を販売した時、試食メニューは土手煮。

ところが、この土手煮というヤツ、作るのに時間がかかる上、好き嫌いがある。

そこで私は、土手煮を作る時に使う味噌とだし、大根を使って、味噌汁も作り、サブメニューとした。

味噌そのものの味がストレートにわかる味噌汁と、味噌を使った応用編料理のこってりとした土手煮の組み合わせは絶妙で、味噌にしてはとてもよく売れた(土手煮は出来上がるとサーモスに移して保温。お客様には温かいまま提供できる)。


また、麻婆豆腐のメニューで中華だしを担当した時には、この中華だしをお湯で溶いたのをスープとしても出した。

これも、だし本来の味とそれを使った料理の味の二つがわかるので大好評を発し、商品は完売だった。


こんなケース、他にもけっこうある。

本来の試食品は作っているのだし、サブメニューもその試食材料から作っているので、ギャラを出すメーカー側にも金銭的な負担は全くない。

何より、お客様には商品そのものの味とそれを応用した味の二種類がよくわかり、かつ「2種類も食べさせてもらった」という小さな恩をお客様に売ることで、売上は確実に違ってくる。


ただし、作るデモンストレーターの負担は増えるし、そのための資材や備品の持参も必要だ。

ここいらは、個人の捉え方だろう。


写真は明石大橋