新大阪駅近くの店で仕事をした今日。
朝から不快な思いをした。
現場である店舗そのものはわかったのが、従業員専用出入口がわからない(取引業者である私たちはそこから入店するのが原則なのだけれど、これが初めて来た人間には非常にわかりにくい店は珍しくない)。
仕方なく店内に入り、サービスカウンターで書きものをしていた従業員に
「今日、この店でお世話になるんですが、従業員さん出入口がわからないんです。どこから入ったら良いですか?」
と尋ねたら、
「どちらの部門ですか?」
と質問され、答えた(別に、従業員出入口を教えてくれるだけでよいのに、と思いつつも)。
サービスカウンターの従業員は、親切にも従業員同士の無線で担当者を呼んでくれた。
担当者は2人来た。
チーフとマネージャーみたいなおっさんと。
マネージャー級のおっさんは頭から湯気を立てていた。
「関係のない者に尋ねるな。迷惑や」。
きつい口調で怒られた。
はあ?
そりゃサービスカウンター係は今日の部門とは関係がない。
でも、同じ店の従業員。従業員出入口の場所を尋ねても、別にかまわないんじゃないの?
現に、この仕事について16年。今日みたいなことは何度もあったが、私は怒られたことは一度もないよ。
店に入り、近くで品出しをしているパートさんや警備のおじさんや掃除のおばさんに質問したら、皆ていねいに教えてくれるし、そのことでとやかく言われたこともない。
そもそも、万が一にも私がした行為が「迷惑行為」であったとしても店に甚大な損害をあたえたわけじゃなし、店にたどり着くやいきなりガンガン怒られてやる気が出ると思う?
ムカツク。
私たち取引業者だって、一歩外に出たらお客さん。
実際、今日のこの店で私は明日来る孫にこのチェーンでしか販売していないパンを買って帰ってやるつもりだった。
けれど、やめたよ。
こんなおっさんがいる店にカネなぞ落としてやるかいな。
ただの1円でも落としてやらない。
同店に来ていた他社の同業者に顛末を話したら、
「当たり前やがな。私らにかてプライドがあるがな」。
さらに、他の仕事仲間にも言いふらす。
あの店のコレコレのおっさんはなあ、、、と。
こんな噂はものすごい勢いで広まるから、仕事仲間以外の一般の人の耳に入る可能性もある。
仮におっさんを知っている人が知ったら
「へえ! お客さんには愛想エエけど、そんなん?」
こう感じる者も少なくないはず。
こうして、お客さんを失っていくのだ。
なお、これと同じケースは従業員を粗末に扱っているチェーンや店舗にもあてはまる。
そこを辞めた人が、やはり言いふらすのだ。
とある中堅スーパーがそうだった。
ミスをおかした従業員に行き過ぎたノベルティを課していたのだけれど、退職者がそのことを話し、それが広まってしまい、企業イメージの悪化を恐れたのだろう。
数年前から、悪名高いそのノベルティは廃止されたらしい。
ノベルティ廃止後、そこのスーパーは明るくなったよ、従業員の表情も店内の雰囲気も私たち外部の人間に対する態度も。