昨日の不快なハプニングは、話を聞いた一部の同業者をして、
「それってパワハラやん。そのスーパーの本部に電話したら? 本当にきちんとした会社なら、今日日は、宣伝販売のオバハンが何を、、、なんて態度はとれへんよ」
と憤慨させたほどのものだったが、まあ、この問題はとりあえず横においといて、「キャッシュレスだからこそ」の話題を続ける。
昨今は、全国、あるいは広範囲なエリアでチェーン展開する大型スーパーやディスカウントストア、ホームセンターなどはもちろん、個人商店を発展させたようなローカルな店舗でもクレジットカードが使えるようになった。
常にデモの立替金(商品購入前払い金)の支払いに苦慮している私たちにとって、これはありがたい現象である、、、のはずなのだが、世の物事の大半の例にもれず、すべての事柄には、光と影があるもので、、、。
皆さんは、クレジットカードの支払い方法に「リボルディング」という方法があることを知っていますか?
知らなかったら、カードそのものについて、少しお勉強してみて下さい、、、かつての私みたいに。
私が、カードについて「お勉強」を始めたのは、まさにこの「リボルディング」に苦しんだのがきっかけなのだ。
10年ほど前だったかしら。
某大型スーパーで、高額の立替金が必要な飲料の宣伝販売の仕事を3日連続で受け、私はいずれの日も立替金はカードで払った。
金額は3日で合計5万円近く。
問題は、私がそこのメーカーのギャラ締め日と支払い日を確認しておかなかったこと。
派遣会社に電話をしたところ、カード引き落とし日とギャラ入金日(この時、立替金と交通費も精算される)との間に数日のタイムラグがあることがわかった。
すなわち、メーカーからおカネが入る前にカード会社におカネを払わないといけないのだ。
当時は、家庭経済に諸事情を抱えていたし、このカード支払い日と同日に銀行から自動引き落としされる公共料金もあった。
おまけに、貯金はごくわずか。
「どうしよう。このままでは指定された日にカードが落ちない」
頭を抱えた私は、カード会社のお客様センターに電話をかけた。
メーカーからギャラの入金があるまでの数日間、支払いを待ってもらえないかと、お願いするつもりで。
私から話を聞いたオペレーターは、しごく冷静に提案した。
「お客様、そういうことでしたら、今回の支払い額すべてをリボルディング払いに変更されたらいかがでしょう?」
「リボ何たら。それってなあに?」
「はい。毎月の支払額が一定額になる、お客様にとってとても楽な支払い方法でございます。利息はかかりますが、今回の支払額はコレコレシカジカの金額になりますよ」。
リボルディング払いがどんなものかよくわからないまま、当座の支払いに窮していた私は、オペレーターの提案を受けた。
「救われた!」
その時は本気でそう感じ、胸を撫で下ろしたのだけれど、どうしてどうして。
救いどころか、それは地獄へ導くファンファーレだった!
続く。