現役時代をひきずる困ったジイさんたち。

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今日は京都府内のアミューズメント型スーパーでフランス産チーズのデモ。
よく売れた。
そのぶん試食量も半端なかったけれど。

 

業務終了15分前。
試食に使った材料を精算するためレジに並んだら、どこからか野太い怒鳴り声。
「はよ、せえ!」
声がする方向に首を向ければ、70代後半とおぼしきジイさんが、レジ操作をしている若い女性を怒っていた。
「とろい。それで仕事をしとるつもりなんか!」

 

いやーね、そんなことで大声を出すなんて。
もっとも、こういう従業員の大して問題ではない落度を大袈裟に騒ぎ立て、自分がその従業員の上司でもなければ雇い主でもないのに、エラそうに指図する輩とくれば、ほぼ例外なくジイさんと決まっている。
部下を持っていた会社員時代の名残りなのか?

 

そもそも、ジイさん、あんた、今ではヒマでしょうが。
レジが遅いからって、何十分も待たされるわけじゃなし、この夕方、急いで店を出てどこかへ行くとか何かをするとか、そうしなきゃどうにもならない何か重要な用事でもあるの?
せいぜい老人会の飲み会の約束くらいでしょうが。

 

こんなジイさんは、はっきり言って、リタイア後の再就職は難しいでしょうなあ、、、。
その前に、長年連れ添った奥さんにも煙たがられているでしょうなあ、、、。

 

ある意味、かわいそうな人。
現役時代は〇〇会社△△部長だったり⬜︎⬜︎銀行の◇◇支店長だったりしたのかも知れないが、現在の自分は過去にしがみついている、ただのジイさん。
誰もあんたのことなんか、エライとは思っていないよ。

 

まあ、出世コースに乗って華やかなサラリーマンライフを送ってきた人ほど、「現在の自分はただのジイさん」であると受け入れるのは難しいだろうが、、、。

 

写真は、京都の哲学の道
社会的には地位がある人でも1人の人間として失格な人は珍しくない。
いかに生き、いかに老い、いかに逝くか。
哲学のお勉強をしてもらいたいものだ。