応援してきたタクシー業界なのに

タクシー。
前日、あるいはそれより遥か前に予約を入れているのに、その時間に来ない。
それどころか、時間数分前に
「配車出来ておりませんので」
とオペレーターから電話がかかる。


何じゃ、これ?


予約した時点で、車が確保出来たのではないの?
いったい、タクシー会社のシステムはどうなっているの?
ここいらに疑問を抱いているタクシー利用者は、実はものすごく多いと思う。


確かに「予約」はタクシー会社にとって利益が薄いんだろ。
でも、それを必要とする人は、必ずいるんだよ。


だったら、予約料金をとったら?
それもクレジット払いを導入したら?


予約ゆえの拘束と、万が一、お客さんの無断キャンセルがあったとしても、クレジット会社が保障してくれるやね。


この仕事を始めて以来、タクシーにはずいぶんとお世話になっているから、あまりタクシーのマイナス情報を流したくないんだが、今年に入って、2回目やがな。


いや、同業者に聴いたら、そんなどころじゃない。
大阪と奈良と和歌山の県境という微妙な位置にあるスーパーで仕事をしたある同業者は、帰りのタクシー、電話を入れても
「そこには車を走らせていないんですよ」
と、どこのタクシー会社にも拒絶され、仕方なく1時間歩いたとか。
その人、私より10歳以上も年上の人よ。


きっと、そこはガソリン代その他を使って車を走らせても採算がとれないから、との理由で、配車を拒否したんだろうな。


タクシー会社の気持ちはわかるが、タクシーがないと困る人がいるのも事実。


ま、末端の人間が何を言っても同じ。
私は、もうタクシーでないと行けない、あるいは、限りなくそれに近い現場には行かないよ。


ずっと応援してきたタクシー業界に対し、こんな気持ちを抱いてしまうのは、とても悲しいことだ。