昨日、京都にやって来た友人と京のまちをぶらり歩きしたことは、述べた。
ぶらり歩きの前に昼食。定食をメインにしたメニューを展開する、いわゆる大衆食堂で、彼女は「和風ハンバーグ定食」、私は本当は「焼き魚定食」が欲しかったけれど塩分を考慮して「野菜炒め定食」を注文した。
運ばれてきた野菜炒めを一口含み、素直に感じた。
「塩がよく効いている」。
食べたとたんに舌がそんなふうに反応したということは、減塩効果があらわれているのかしら?
実は、友人のお父さんも高年から高血圧と糖尿病を患い、最後は合併症で心臓関連の病になって亡くなった。
友人は語る。
「医者に食べ物をいろいろと制限されていたけれど、あの父親のことだからそれをおとなしく守るはずもなく、好きなものを好きなだけ食べていたよ。酒もタバコもやめなかったし、脂分が多いものも甘いものもパクパク。それでも80過ぎまで生きたね」。
だから、あなた(私のこと)もそんなに食事に神経質になる必要はないのではないかと。
一理ある、とうなずきかけた私の脳裏の片隅に、日曜日の現場(京都府内のローカルスーパーの大試食会)で会った、あるお客さんのことが蘇ってきた。
続く。
写真は、3人の孫。