コロナと依存症〜ネットを通じてケア

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新型コロナウィルスによる自粛要請で大人も子どもも自宅にいる時間が増えた結果、依存症問題が急激に浮かび上がってきている。
アルコールやゲーム、買物などの、すでに依存症と診断されて治療を受けている人はもちろん、依存症というほどではないけれどかなりその傾向が強いグレーゾーンにいる人たちも、症状の悪化が懸念されているのだ。


自宅にこもるストレスに加え、収入の補償もなく自宅待機を言い渡されたり職を解雇された人は手持ち無沙汰と生活不安も重なり、つい、昼間からアルコールに手を伸ばしたり、時を忘れてゲームに夢中になったり、ネットショッピングサイトを徘徊して購入ボタンを押してしまったり。
人間は、意志が強いタイプばかりではない。


このような事例に、依存症の自助団体の中には、オンラインでのケアやスカイプを活用してのグループチャットを始めたところもあるとか。


良い試みだね。依存症は自分1人や家族の努力だけで克服することは極めて難しいとされており、「孤立」は厳禁。例えネット上のエアーな関係でも、誰かと繋がっているのといないのとでは、本人の気持ちも大きく違うはずだ。


同時に、こんな時だからこそ、ネット社会ならではの恩恵やネットを有意義に使うノウハウを学ぶチャンスでもあると感じる。


写真は、桜と孫たちと私たち夫婦。