本が読めて、文が書けて、酒が飲めたら幸せ〜イイ物語に接すると、生きていてよかったと思う。

私って、やっぱり活字が好きなんだなあ。


以前にも、ブログでも他のサイトでも発表したけれど、私は
「本が読めて、文が書けて、酒があれば、それでオッケイ」のタイプなのよ。


望めば、これに、年に一度か二度の旅(旅行ではない)があれば、大満足(コロナ禍でわかったけれど、これは別になくてもエエわ)。


あらためてこう感じたのは、今日、ドストエフスキーのかの名作「罪と罰」を、舞台をヘルシンキに、時代を1980年代に移した映画「罪と罰〜白夜のラスコーリニコフ」を観たから。


舞台と時代を移動したからには、原作を大胆にアレンジ。
ラスコーリニコフをライカイネンに、ソーニャをエヴァに変えていたのは序の口。
主人公が犯す殺人の目的自体も、極めて個人的目的にチェンジされていた。


それでも、殺人動機が普遍的かつ社会的な動機を秘めていることは、原作と同じ。
映画は映画で、大いに感動した。


名作は、時代や国境を越える。


同じことは、食べ物にも言えると思うのだ。


イイ物語に接するたび、生きていてよかったなあと、つくづく思う。