子育て業が評価されない現実。

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(注)11月10日に書いた記事。

 

喉の手術で入院していた孫。麻酔の後遺症の一つ、吐き気に苦しめられたが、幸いにも今日の午前中で退院することが出来た。


孫が寝ているベッドと、カーテン一枚で仕切られた隣のベッドには、3歳くらいの男の子が。
驚いたのは、この子の付き添いに、共働きの両親はもちろん双方のばあばたちも加わり、4人で見事な連携を展開してい
たこと。


実際、こういう非常時は、ばあばなり誰なりのヘルプがあって、皆で協力し合わないと、少なくとも母親側は仕事を続けるのは難しいわなあ、、、。
いや、母親が働いていなくても、下に幼児や乳児が複数いたり介護しなければならない者がいた場合は、やはり母親1人で入院した子どもをみるのは、酷な話だ。


それなのに、未だ母親だけで子育てをしている家庭の何と多いこと。
そして、その子育てが何と評価されていないこと。


はっきり言ってしまうけれど、世の大半の仕事は子育てよりは楽だと思いますよ。
日本人なら誰しもが知っているであろう、ある学者先生は、家事と育児をすべてになった元妻(元とつくのは、現在では離婚しているから)に、
「お前がやっていることなど、(僕の業績に比べれば)大したことではない」
と、夫婦喧嘩のたびに口にしていたと元妻が執筆したエッセイに書いてあったけれど、そんなものではないよ。


「そこまで豪語なさるのなら、一週間だけでいい。ご自身でお子さまのお世話をなさいなさいな」
と、私なら反論してしまいそうだ。


最近たまたま読んだ漫画の中にも、目が離せない2歳の子どもの面倒にヘトヘトになっている妻に、
「身なりにかまっていない」
「おかずはまたこんなものか」
「俺が食わせてやっているんだから、もっとうまくやりくりしろ」
と、ガンガン責め立てる夫が登場したが、、、ううむ、こんな漫画が令和の今も出回って読者の支持を集めていることを考えれば、子育てに対する社会の意識はあまり変わっていないのかな?


写真は、布袋さん。
何人も、こんなふうに笑って過ごしたいものだ。