スターリンの母

(注)5月8日に書いた記事。

 

今日は母の日。


だからと言うわけではないが、今更ながら思い出してしまった、、、ロシア革命においてレーニン亡きあと権力を握り、自らの思想に反する、あるいはその疑いがある者を「大粛清」の名のもとに葬り去ったヨシフ・スターリンとその母との関係。


よく知られている。
最高権力者におさまったスターリンが、老いた母に会いに行き、そこで発した言葉。
「お母さんは、なぜ、僕をあんなに打ったのですか?」。


悲しくなるね。
ことあるごとにスターリンを「拳骨で叩いた」母親は、もちろん、息子が憎らしくてそうしたのではない。
彼らが住んでいた地域の当時の家庭教育の風潮に、したがったまで。
彼女にすれば、むしろ善意そのもの。


こんなケースのもとで公然と行われて来た児童虐待、多いのではないか。