「文字を打つ」より「文字を書く」方が脳は活性化する。

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(注)7月12日に書いた記事。

 

昨日のデモの報告書を仕上げ、郵送したところ。


久方ぶりに、指定用紙に肉筆で書く、すなわちアナログ報告書の作成は、ペーパーレスに慣れた身には負担と思いきや、なかなか目新しい発見もあって、それなりに楽しいものだった。


目新しい発見と言うのは、「文字を打つ」報告書であるWeb報告書より「文字を書く」紙報告書の方が、必要事項を記入する過程で、より記憶なりイメージなりが鮮明に浮かび上がってくるということ。


具体的には、売上数字を記していても、デモ中に起こったいろいろなハプニングが蘇ってきた、、、店舗の構造上、特売品が並ぶラインからやや外れた場所でデモせざるをえなかったため普段以上に声出しをしないと注目されなかったこととか、決して安価とは言えない価格をめぐってのお客様とのやりとりとか、担当商品への専門性を要求される質問への応答とか。
どうやら、書く=手を動かすことは、関心事を目の前の対象以外にも広げるきっかけとなってくれるようだ。
脳の働きが活発になるのだろう。


これが、「文字を打つ」となると、そうじゃないんだよ。
売上〇〇円はあくまで売上〇〇円だ。


となると、スピードを要求される事務的な書類は「文字を打つ」形式でかまわないけれど、アイディアが要求されたり雑多な事柄をまとめる書類なら、少なくともカタチとしてある程度まできちんとしたものになるまでは「文字を書く」形式の方がいいということになるね。
手書きのアイディアノートやプランニングノートの必要性がここにある。


写真は、昨日の仕事の帰りに撮った風景。
大阪市北部と言えば、我がまち京都からは決して遠くないはずなのにけっこう時間がかかったのは、最寄駅から1時間に2本しか走らないバスに乗らないと行けない場所にある店舗だったから。