お中元やお歳暮を考える。

(注)2021年12月8日に書いた記事。

 

月曜日、娘の嫁ぎ先の実家宛にお歳暮を贈った。
品は毎年同じ。良質な水源に恵まれた京都だからこそ製造できる、美味しい豆腐だ。


振り返れば、例年なら、今時分はお歳暮ギフトの仕事に追われていた。
ほとんどの店舗は
「12月10日まではお歳暮の早期注文割引が可能ですよ。お品代の10%をサービスさせていただきます。10%引きと言えば、仮に10軒で5万円の場合、4万5千円になります。この差は大きいですね」
などと、店頭ポスターで、カタログで、テラシでうたっており、大半のお客さんも費用を抑えたいのが本音だから、まさに最期の追い込みセールと言うわけだ。


まず、お歳暮ギフトコーナーに来られたお客さんにちょっとした景品(ティッシュなど)をお渡しし、自分が担当する商品の前に誘導する。
そこからが販売員の口上力の見せどころ。


もっとも、お中元もそうだったけれど、お歳暮ギフトは、2010年を過ぎると年毎に売上が落ちていったね。
原因は大きく2つ考えられる。「ネットの普及」と「中元歳暮文化の衰退」。


まずは「ネットの普及」。


いつ頃からだろう、売場で商品を注意深くながめているお客さんに声かけしても、
「いや、見に来ただけやねん。気にいったやつを品番控えて帰って、嫁さん(主人)と相談して、ネット注文するワ。その方が安い」
と返されることがしばしばあるようになったのは?
この傾向はスマホの一般化でますます進んだ。


うーん?
今日日は60代70代でもネットを使える人が珍しくないからねえ、、、。
うーん?
だからこそ、メーカーによっては、ネット注文に対抗する形で実際の売場で商品をご購入下さったお客様にはそこの代表商品のミニ版をプレゼントする取り組みなんかもおこなっているんだけれど(行わないメーカーもある)?


次の「中元歳暮文化の衰退」については、別記事で述べたい。