(注)5月26日に書いた記事。
カエル大好き人間の私にとって、田植えから梅雨にかけては、一年で最も楽しい時期になる。だって、いろいろなカエルさんに会えるんだもん、、、哲学者然としたアマガエル、ずる賢そうなヒキガエル、愚直ゆえに生命力逞しいツチガエル、、、などなど。
おっと、エラそうにしているトノサマガエルを忘れちゃいけない、と思ったところで気付いた、、、皆さん、トノサマガエルって、ここ数年、いやもっと前々から見かけないよね、、、以前は、京都市山科区の田園地域に住んでいて、周りには田畑が豊富にあったんだが、ついぞトノサマガエルに会わなかった。
絶滅した? いや、そんなことはないでしょう。
このトノサマガエルを主人公にした童話が、「3年生の科学1965年度版6月号」(学研)に掲載されていて、読後57年経った今なお、出だしとあらすじをなぞらえることが出来る。それほど面白い話だったのだ。
"畑のまん中で、トノサマガエルがじまんしました。
「ケロケロ、わしよりえらいカエルはおらんじゃろ」"
この書き出しから始まる、トノサマガエルの諸国漫遊の記。カエルのみならず人間社会を生き抜く上でもなかなか含蓄に富んだ内容だった。
近々、紹介したい。
写真は、トノサマガエルの無料イラスト(カエルが苦手な方、ごめんなさい)。