「50過ぎたら、ものは引き算、心は足し算(沖幸子 著)

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「50過ぎたら、ものは引き算、心は足し算」(沖幸子 著)。


家事代行会社の掃除部門で働いている親友の話によると、サービスを依頼するのは高齢の方が多いそうな。


わかる気がする。掃除機1つとっても、体力が落ちて骨ももろくなった身体であれを扱うのは、正直、辛い時があるだろう。
さらに、ほとんどの家でものが溢れる現在だ。こちらのこれをどけて、そちらのあれを他に移し、掃除機+モップ+その他諸々となるとさらなる体力も必要で、掃除が嫌いでなくてもイヤになり、後回しにしてしまうケースは、大いに考えられる。


自身も掃除面での家事代行会社経営者の沖幸子氏は、高年者のそんな傾向を
「年を重ねれば仕方のないこと」
と擁護し、だからこそ1回5分で出来る「体力引き算掃除」を提唱する。
同時に、そのためには、生活する中でのものの引き算、それと呼応する形での本当に必要なものを見極める心の足し算、この両者も必要だと説き、具体的なノウハウを伝授したのが、この本。


尚、掃除を職業とする前から掃除が大得意な親友によると、
「掃除が苦手な人ほど、まとめて(掃除を)しようとするけれど、汚れたら、その都度その都度サッと対処するのがキレイのコツ。その意味で100円ショップの卓上手ぼうきやメーカーものでも3000円もしない卓上掃除機は、役立つのよ」。
これと同意見の記述も、本書で述べられている。