セカンド・オピニオン その2

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(注)8月16日に書いた記事。

 

セカンド・オピニオン。この単語を耳にしたのは、今から10年ほど前のことだったか。


当時、住んでいた地域で親しくなったご近所のご主人が、その朝たまたま夫と共にした散歩の雑談がてら、こう漏らしたそうな。
「俺、健康診断でひっかかってもうてな、、、心臓に異常があるらしい。やから、来月、心臓手術を受けるねん」。


帰ってきた夫は、ご主人の言葉を状況と共に伝えたのち、私に言った。
「心臓手術なんて、スゴいことやんか。俺なら、そう診断された病院以外の病院でも、検査を受けるけどなあ。もしかして、切らんでもエエかも知れんから」


私も心よりそう思った。


翌日に立った現場で、久方ぶりに会った仕事仲間に、昼休憩中、この話を振ったら、
「ウチの親戚にも食道がんを患った人がいて、最初に診てもろたところでは臓器を摘出せなあかんと言われた。でも、念のために診てもろた別の病院では、そんなんせんかて何とかなる、こう言われて」。


この、「念のため、別の病院でも診てもらう」行為をセカンドオピニオンと言うのだと、彼女との会話から知った。


がんをはじめ、重篤な病に罹患した場合は、カテゴリーにとらわれず多角的に情報を集めることが何より大切だと、心より感じる。


写真は、1番下の孫(3歳)。