仕事現場から〜リケジョや工学女子はまだまだ少ない?

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(注)10月2日に書いた記事。

 

昨日は、大阪市内の地域密着型スーパーにて、農産部門の仕事。

日中はまだまだ夏の残余があるものの、抜けるような青空のもと、さわやかな秋晴れの日で、売上はそれなりの結果だった。


この店。位置的には、関西地方ではよく知られた工業高校の、ほぼ真裏にある。
なるほど、朝方、ここの制服を着た男女を見かけたねえ、、、男女と言っても、女子はパラパラどころか、ポツポツといった数だったけれど。


それを見ていて、2018年の12月、やはり関西地方の某店につゆの販売で行った時に私が見た、ある情景を思い出した。


くだんの店舗に前日挨拶電話をかけた際、店の最寄駅○○から店までの道順も尋ねた。
「ううん、、、ちょっと口で説明するのは難しいかな」
電話を受けた部門担当責任者は、声を詰まらせた。
「なんで、とりあえずは、○○駅から△△という工業大学まで行って下さい。恐らくそれが1番わかりやすい。そこの校門に来たら、近くにウチの店が見えますんでね」


彼の話によれば、その大学へは容易に行けるそうな。
「○○駅で学生風の子がドッと下車します。その後をついていったら、勝手に△△大学に着きます」。


果たして当日。確かに電車が○○駅に止まるや、△△大学生とおぼしき青年たちが駅構内にあふれ、二列ほどに並んで長蛇の列を作った。
おばさんの私は、鍋と調理用具一式をおさめたカートをひきひき、懸命に彼らの後を追った。
そうこうしているうち、私はあることに気がついた。


いない! 女子学生がいない!
いや、正確には、いた。だが、たった1人だった。


2018年と言えば、ほんの4年前。しかも、その数年前から女性の建築士や科学研究員、林業従事者、左官屋、リフトマン、トラック・ドライバーなどなど、かつては男だけとされた業界にどんどん女性が入り込み、大学の理系学部にも女子が増え、リケジョの名称も生まれて、一般にも浸透していた頃である。
なのに、実態はどうなの? 機械だの電気だの建築だの土木だの学ぶ女子は、こんなにも少ない?
心底、驚いたものだ。


あれから4年が経過した。現在では少しは変わっているのだろうか?


写真は、昨日の現場近くで写したもの。