自分で野菜を作るようになると、野菜の値段を安く感じる

 

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翻訳家のさくまゆみこ氏(上の絵本も同氏の訳による。画像はhyakuahomori.co.jpより)は、コロナ禍を機会に、都会を離れて木曽の山中に移住。現在は空き家だった小さな家に住み、広い畑を借りてじゃがいもや枝豆やきゅうりなどを育てている。


そのさくま氏、エッセイ(「Apro No.531」に掲載)中で、こんな趣旨のことを語っていた。


野菜作りは面白いけれど大変だということがわかってきて、店に行くと(都会で暮らしていた時とは)異なる感想を持つようになった。
「えっ、なぜトマトやナスがこんなに安いの? 都会にいる時は少し値上がりするとなぜこんなに高いの? と、腹を立てていたのに」。


これ、わかりますよね?
きゅうり1本でも、食べるのは数分。でも育てて収穫するまでは発芽から数えても2ヶ月ほどかかるから、その何万倍もかかるのだ。
値段を話題にする前に、自然と生産者に感謝して、いただきたい。