日本人の魚離れに歯止めをかけるには? その2〜小売店のお惣菜部門の頑張りを期待したい。

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日本人の魚離れは、実は、子どもや20代30代の若い人よりは遥かに魚食に親しんでいるであろう70歳以上の高年者の間にも広がっている。肉に比べると価格が高い上に、種類によってはお年寄りには食べ切るのには量が多かったり、なかには危険な魚もあるからだ。
プラス、魚料理の後片付けは、仮にシンプルそのものの塩焼きですら、なかなかに面倒なものだ


ここで、小売店のお惣菜部門の頑張りを期待したい。
焼くにしろ煮るにしろ炒めるにしろ蒸すにしろ、トレトレの魚を美味しさが落ちないうちに手早く調理し、おさめるパックのサイズも豊富に、売り場に並べて欲しい。
サバの煮付け1つを取り上げても、自分で買ったサバで作るとなると1人暮らしの高年者の場合は数日をかけて食べることになるだろうから、そうこうしているうちに風味が変わってしまう。
割高に感じられても、味も含めたトータルな満足度は高いのだ。


実際、高年の夫婦2人暮らしの我が家も、忙しい時はスーパーで焼き魚や煮魚を買うが、少なくとも味覚面でがっかりしたことは1度もない。
先だっても、「魚屋さんが作ったサンマの塩焼き」なるものを買って食べたが、皮のパリット感や焼き色からして、家庭ではこのクォリティは絶対に出せないと思ったね。


写真はサンマの塩焼き(Wikipedia)。