「減塩でありながら美味しい」が求められている。

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先週の土曜日は、大阪府内の某市のスーパーで減塩出汁の宣伝販売。試食メニューはけんちん汁だった。

 

これが、少なくとも午前中は大苦戦。
宣伝販売は、原則、お客様に試食してもらうところから始まるのだが、何らかの理由で予定が外れることがある。

 

天候その他の理由により、来客数が少ないとか、そうでなくても試食しないお客さんが多い地域であるとか。

 

宣伝販売の結果(=売上)は、あくまで「定石」ではあるけれど、試食数と販売数は比例するので、試食人数が少ないということは、、、うーん、販売側としては苦しいのよ。

 

それでも、仕事は続けにゃアカンし、結果も出さなゃ。
昼休みに、私には珍しく、肉たっぷりのラーメンを食べてパワーを蓄え、覚悟を決めた。

 

昼からは、ひたすら、自分が作った味に自信を持って、目の前を通るお客様にアピール、アピール。
「けんちん汁はどうですか? 具材たっぷりだし、この出汁は減塩だから、ヘルシーですよ」。

 

すると、どうだろう。試食する人が増え、商品もポツポツと動き始めたではないか。
お客様の心をとらえたのは、他でもない、「減塩」だったのだ。

 

減塩。
私も血圧が高くて降圧剤を飲んでおり(高血圧自体は治っていない。検診で血圧は正常でもクスリで押さえているだけ)、減塩の重要さは知っている。

 

同時に、その難しさも知っている。

お客様も同じだろう。

 

先だっての減塩味噌の宣伝販売でも感じた通り、
「減塩でありながら美味しい」
は、今、消費者に求められていることなのだね。

写真は3人の孫。