シンプル・イズ・ベスト

3日連続勤務が終わった。

 


昨日にゆっくり休憩し(朝風呂に入り、出たあとは酎ハイといっしょに好きなものを食べてゴロゴロ。至上のときだ)、今日もアトピー対策のための塩浴を兼ねて朝風呂。

やっと連勤の疲れが取れた。

 


それにしても、最終日の焼き芋のデモは特にキツかったね。

1時間にバスが2本しか通らない交通不便な地にある店が現場だったことに加え、試食メニューが作るには手間も時間もかかる内容。

昼休憩を取るために従業員食堂に向かっている途中、動悸と同時に眩暈を感じ、危うく登っていた階段を落ちそうになった。

 


まあ、どこのどなたがあんなメニューを考えついたんですかね。

生クリームを泡立て、マッシャーで潰して半ペースト状にした焼き芋と一緒にパンにはさんでサンドイッチにする。それを冷蔵庫で30分以上は寝かせて冷やし、9等分して試食に出す。

味は決して悪くなく、むしろ、子どもの他に甘党の方に大人気だったけれど、作るのに時間がかかり過ぎるわ。

 


宣伝販売の性質上、なるべく多くのお客さんと直に接することは必須だから、こんな試食メニューはいただけない。


店側だって、デモンストレーターには肝心のデモ場所にこそ1分でも長く立って欲しいはずだ。

 


プラス、笑えるじゃないの。

泡立て器まで100円ショップで買え、なんて。

 

 

100円ショップで売っている泡立て器はやはり100円のもの。あんなに羽(鉄線)が少なくては、なかなか泡立たない。

 


ともあれ、終わった。

帰りのバスを待っている間におしゃべりした他社の同業者に今回の仕事のことをかいつまんで話し、愚痴ったら、

「ややこしいもん作らんかて、焼き芋はそのままを切って出したんが1番エエんや。(お客さんに)ストレートに味をわかってもらえる」

と、私が心で感じたことをそのまま言ってくれた。

 


そうなんである。

焼き芋に限らず、シンプル・イズ・ベスト。