最近、果物のデモンストレーションづいているんだが

明日と明後日は、京都府内にてアフリカ産の某フルーツのデモ。
いずれの日のどちらかで、仕事帰りに現場近くにある電器店に寄り、取り置きしてもらっている商売道具の1つであるグリル鍋を買って帰る予定だ。


それにしても、今年は果物のデモンストレーションが多い。
2月のりんごに始まり、ブドウ、キウイフルーツ、バナナ、パイナップル、オレンジ、スイカ、その他。
なのに、デモンストレーションを担当しているこちら自身は、物価高のために実生活では果物からすっかり遠ざかってしまっているのが現状。
何とも皮肉なものだ(もっとも、猛暑が続いた折には、身体が要求して何度かスイカを買ったけれど、、、まあ、それくらいかしらね)。


このことは、だが、低所得層の我が家に限ったことではない。
ネット記事によると、物価上昇に賃金アップが追いつかない2025年、一般家庭が食費の中でどこを削っているかを調査したところNo. 1は果物だと出たそうじゃないの。


まあ、ぶっちゃけた話、米とは違って、果物はなくても人間はじゅうぶん生きていけるからなー。家計にゆとりがなくなると、(摂取するのは)どうしても後回しになってしまいがちなところはあるだろう。
ここいらの食物界なり栄養界なりでの果物の立ち位置は、お菓子のそれと非常に近似している。


それでも、人は、本当は果物を食べたい。
疲労回復、ストレス発散、リフレッシュ効果、気分転換など、理由はいろいろあろうが、1番は季節を感じる点にあると思う。


春のいちご。初夏の桃。真夏のスイカ。初秋の梨。秋のりんごや柿。冬のみかん。
それぞれが日本独自の風物詩と結びついており、ここいらのことも、特に私たちアラカン以上の世界では郷愁とあいまって、果物が求められる理由だと思う。
こんなささやかな望みすらかなえられなくなった日本は、以前のブログ記事にも書いたが、やはり少しずつ沈んでいっているのだ。