今週末から初めにかけては、SNSアカウント乗っ取り騒動で振り回された。
ことの顛末。
木曜日の朝、現在では懐かしき存在となったネット上のグループ、メーリング・リストの1つで知り合い、以後20年以上にもわたって交流があり、もちろん面識もある(夫とも会ったことがある)方から、自分が立候補したアンバサダーへの投票を依頼するメールが、我がメッセンジャーに届いた。
で、この方を仮にA氏とすると、A氏は普段から仕事以外にも様々な地域活動やボランティアにも積極的にかかわっている人なので、
「そりゃ、こういう交流が広い人なら、アンバサダー立候補もアリだわなあ」
と信じ、投票を了承した上で指示された通りに行動したら、ありゃりゃ、ほどなくメッセンジャーはもちろん、それと連動してしてFacebookとInstagramのアカウントも乗っ取られてしまった。
金曜日の夜にはInstagramが、さらに土曜日の朝にはFacebookとメッセンジャーのアプリも見ることが出来なくなり、
「何がおこったの? どうして閲覧できないの?」
と、困り果てた。
うろたえているうちに、上のアプリとも合わせてLINEでもつながっていた人からLINE電話で、
「私のメッセンジャーにおかしなメールがあなたの名前で届いている。アカウントを乗っ取られたのではないか?」
と、連絡があって事実を知り、その方のアドバイスも受けて、Facebookのアカウント(Instagramやメッセンジャーのアカウントでもある)を変えることで、すみやかにすべてに復帰することが出来た。
もっとも、もとから苦手なネットゆえ、操作的にも精神的にも大変だった。
何より、我が浅はかさのせいで、多くの人に計り知れない迷惑をかけてしまった。
唯一、幸いだったのは、騒ぎの渦中にあった土曜日の仕事が実は直前にキャンセルされ、時間が出来ていたことで、可能な限りその日のうちにアクシデントへの対応が出来たこと。
なお、振り返ってみれば、今回のハプニング、一応終わってみれば、おかしな点がいくらでもあることに気付いた。
投票した木曜日の午後から、やたら、
「神奈川県藤沢市からログインしましたか?」
「ケニアのナイロビからログインがありました」
「ロシアのどこそこからログインされましたが、これはあなたですか?」
などの警告メールが地図付きで流れてくるようになり、そこには
「私はホンモノのMetaですよ。その証拠がこれです」
と長々と説明した添付がついており、
「あなたではない場合はこちらへ」
と案内され、
「iPhone〇〇に確認コードを送りましたので入力してください」
と言ってきたそのiPhoneが、私が今つかっているiPhoneとは違う機種だったり、、、。
そもそも、A氏が私に
「あなたの携帯電話番号を教えてね」
と尋ねてくること自体が、あとで考えたらオカシイ。
この4月にも電話で話したA氏。
私の携帯電話番号は知っているはずなのだ。
今回の件では、アンバサダー投票の依頼メールを私に送ってきたA氏も、言うまでもなく被害者。
あらためてネット検索したら、アンバサダー被害、今年になってたくさん報告されているね。
自分の浅はかさを棚に上げるわけではないけれど、A氏みたいな関係長い付き合いがある方から投票を呼びかけられたら、信用してしまう人の方が多いのではないか。
このような、人の善意や繋がりに乗じて金儲けをしようとする人たち、増えた?
なかなか人を信じることが難しい世の中になったものだ。