憂国忌

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一昨日11月25日は憂国忌。55年前のこの日に自決した作家の三島由紀夫をしのび、全国から愛読者や信奉者が集まって追悼集会を開く日だ。


三島由紀夫
個人的には、決して嫌いではないけれど、さりとて決して好きでもない。
その思想や信条はとりあえず横に置き、純粋に物書きとしてとらえても、だ。


何と言うか、どの作品に対しても、イマイチ主人公に感情移入出来ないのだ、、、24歳の若さであの「仮面の告白」を書いた天才ぶりとか、同性でもあらわしえないような力を見せる女性心理の微妙な表現とか、「美」に対する独自の世界観とか、本当に素晴らしいとは思うけれど。
その点、三島と仲が悪かったとされる太宰治松本清張の作品群に登場する主人公にはそんな違和感は感じないので、これは、まあ、単に感性の違いなのだろう。


ただ、この「感性の違い」なる極めて原初的な感覚。
小説をはじめとする芸術の好き嫌いを超え、ヒトの人生そのものに隠然たる影響を与えている気がする。
もちろん、モノの売買に関してもね。


写真は三島由紀夫(Public Domain).