
デモンストレーター以外に出来るかも「しれない」仕事として、オーガニックもののガレージショップの経営がふと頭をかすめたけれど、これにあたいする商品の宣伝販売の体験は、25年のデモンストレーター歴で、ただ1回。
「えっ? そんなに職歴があって? ほとんどないに等しいじゃないの」
と、驚かれるあなた。
よく考えてみて。
私たちデモンストレーターが「現場」と呼ぶ店舗のほとんどは、いわゆる「普通」のスーパーやデパートやドラッグストアその他。並んでいる商品も「普通」だし、来店されるお客様も「普通」の方々。
オーガニックなどの特別な付加価値と言うか「こだわり」は、どの面からも必要とされないのだ。
それでも、ここ数年は、それら「普通」の店舗でも、ごく一部のコーナーながら有機野菜や化学調味料無添加の食品、すなわちオーガニックものを置くケースが増えてきた。
とは言え、まだまだ少ないな、、、そもそもお値段がお値段で、そのこともあってか、売上はイマイチなので、店側にしてもオーガニック品の販売はあくまで「実験段階」なのが現状。
そのオーガニック商品のただ1回のデモンストレーションを体験したのはコロナ禍の1年前。場所は都会のど真ん中にある某大型店で、担当は動物性食材をいっさい使用していない粉末タイプのスープだった。
わかりやすく説明するなら、ベジタリアン・スープね(ベジタリアンとは菜食主義)。
このスープ。一般に市販されているク◯◯社やポ△カ社のそれと比べると味も香りもあっさり気味で、人によっては物足りないと感じられるだろうが、反面、飲んだあと喉奥に変な引っかかりがなく、飲みやすい。
それでも、いわゆるインパクトに欠けることは事実で、ベジタリアンが持つ思想、すなわちベジタリアニズムのメリットもデメリットも含めた上で、うーん、これは最終的には好みの問題なのだろうな、と思った。
売上は、まあ、その種の商品にしてはそこそこ。少なくとも店の担当者は
「普段は1個も売れないのに、、、」
と喜んでくれた。
驚いたのは、購入者の過半数が外国人(顔立ちや言葉で推測して欧米人)だったこと。店の周辺にはホテルが多く、部屋で飲むのにちょうどいいとの理由からだろうけれど、でも、「ベジタリアン」の言葉からして、日本人のお客さんよりはるかに反応したことは事実。
やはり、ベジタリアニズムの浸透度が日本と欧米では違うと感じた。
逆にとらえたら、そのぶん、日本での今後の伸びしろが期待される分野が、ベジタリアンも愛好するオーガニック部門だろう。
写真が、ベジタリアンが食べられるもの(Wikipediaより。Public Domain)。
(注)
ベジタリアンにもいろいろなタイプがあり、卵や乳製品、さらに肉も鶏肉はオッケイのベジタリアンもいる。事実、欧米のある国の人と結婚した友人のご主人のお姉さん一家はベジタリアンだが全員チキンソテーが大好き。