3日とろろ。

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生活上の事情から、年末年始に関係なく年中無休で働き続けた数年間があることは、既に述べた。


その生活上の事情がひとまず落ち着きを見せてからは、世間一般通りに正月休みを取るようになったが、それでもしばらくの間は一足先に正月気分を抜け出したい気持ちもあって、3日には仕事を再開していたものだ。


折よく、3日は「3日とろろ」の宣伝販売の仕事が必ずあった。


3日とろろ。日本の一部の地域(主に北関東や中部地方)に残る風習の1つ。正月の3日(中部地方では2日)に、だしで伸ばしたとろろ(山芋のすりおろし)をかけた麦飯を食べるのだ。

栄養豊富な山芋はよく伸び、また麦飯は食物繊維が豊富でビタミンも期待出来るところから、健康と縁起の良さを祈願する、とされている。


残念ながら、私が住む関西では知る人が少ない3日とろろ。それでも、試食を提供すると、素朴に美味しい上、お節をはじめとする豪華な正月料理に疲弊した胃にやさしく働きかけるから、毎年、好評だった。

もちろん、販売商品(とろろを伸ばすための白だしであったり、とろろの原材料である山芋だったり、麦を含んだ雑穀米であったり、その年によって変わる)の売れ行きも上々。

我々デモンストレーにとっては、人気な部類に入る案件ではあった。


2010年も半ばに入った頃から、徐々に宣伝販売しなくなったのは、何でだろうね?

ぜひ、また復活して欲しいものだ。


写真は3日とろろの日に食べられる、麦飯にとろろ汁をかけたもの(Wikipedia)。