昨日は、大阪北部の大型店にて、A社の納豆のデモ。
かきまぜた納豆にネギをトッピングして、そのまま試食してもらうという、
いたってシンプルな方法。
仕事を始めて一時間。
正直、とまどいを抑えることができなかった。
「おやおや。どうしたことだ。いつもと違うぞ」。
納豆は、その特有な匂いと食感から、関西、特に大阪ではまだまだ敬遠する
お客様が多いものの、昔を想えば、ずっと普段の食卓に入り込んでいる。
納豆メニューも多様化し、和洋中いずれの料理にはもちろん、ここ数年はデ
ザートにも納豆を使った一品があらわれるようになった。
プラス、何といっても価格が低い。高級品でも、一パック200円台。
しかも、健康にもよいときている。
消費者が求めないはずはない。
ぶちまければ、納豆は、そんなに張り切らなくても売れる。販売が楽な商品
なのだ。
にもかかわらず、昨日の午前中は……。
一から気合いを入れ直し、午後に賭けることに決めた。
油断大敵。
気の緩みを、商売の神様は決して見逃さない。
続く。