メタボ犬 メタボ猫

 十一月二十三日は、ロイヤルホームセンター押熊店でピュリナ・ワンのデモ。
 初めて行く店なので、何かハプニングがあった場合を想定し、早めに入店し、デモの準備を始めた。

 ペットフードの試供品が入った箱をカートからおろし、片方の面だけにカッターを入れて取り出しやすい
ようにし、それを積み上げてテーブル代わりにして、上に布をかける。
 もう手慣れたもの。

 そんな作業をしているうちにも、「うちの子」を連れたお客様がぞくぞくとそばを通りかかる。
 太めのわんこが増えたなあと感じるのは、わが目の錯覚?
 特に、チワワやダックスフントなど、部屋で過ごす室内犬にその傾向が強い。

 室内犬は、実際、肥満になりやすい。
 外飼いの犬に比べて運動量が少ない上、クンクンのおねだりに負け、ドッグフードとは別に、人間がつい
自分たちの食べ物を与えるからだ。
 人間同様、犬にも肥満はよくない。
 やっかいなことに、人間は意思があるから自分でダイエット出来るが、犬はそんなわけにいかない。
 人間がまずはよーく自己管理して、
「これはかわいいこの子のため」
 と、心を鬼にしなければならないのだ。

 猫にもメタボが増えている。
 この店に来た猫にもいた。
 遠くから見てブタだと思っていたら(近眼だし)、猫。
 真っ白な、超肥満猫。

 動物の世界も人間の社会を端的にあらわしている。