ま、明日は休み。頑張ってこよう。
どうやらおなかも元に戻ったし、明日一日だけの休みだけれど、岡山に行けるかも。
先だっての投稿で話題にした、メロンの食べ過ぎで亡くなったハプスブルク家の皇帝はフリード
リヒ三世と言う。ドケチで凡庸な君主だったが、周囲の有能なライバルが次々と死亡する中をしぶ
とく生き残ったため、結果的にハプスブルク家の基盤を固めることに成功した。
人間、何が幸いするかわからんやね。ウサギとカメのレースを思い出す。
そっ。能力はそこそこでも、コツコツと歩み続ける。
これこそが、人生の九番裏で大逆転をなす源かもしれない。
ジャズピアニスト、南博(高名な社会心理学者、南博とは同名別人)の自伝風エッセイを読んでい
る。面白い。ジャズ屋の常として理屈っぽい文体であり、多分に独りよがりな感性なのだが、ペー
ジをめくっていて、共鳴するところが多い。
こういうのを、ウマが合うとまではいかないにしても、一緒にノっているというのだ。
書き手が発するリズムと、読み手が無意識に体内から出しているリズムが、ここちよく絡み合う。
いいね。
そこに、文章の上手下手は関係ない。
恐らく、南氏は
「オレの文章がわかるヤツはわかればいいし、わからないヤツはわからないでいい」
こう思って書いているだろう。
ますますいいね。
もう文章教室には行かない。
技術的なことばかり指摘するなんて、もはや時代遅れやわ。
なんて、こんな具合に素直じゃないから、今までもこれからもモノにならないのかもしれない。
それでもいいんだよ。
プロをめざす気はもうないから。
平均寿命まで生きるとしても、あと三十年と少し。
遊んで、楽しんで、笑って、生きよう。