顔立ちだはなく顔つき

 この四日間の様子と言うか、それに関連する記事を書き上げているのだけれど、アップする前にひと呼吸。熱い風呂に入り、ゆっくり考えるとしよう。

 一昨日と昨日の現場は、マネキンにとって「ストレスがたまる」とされる店舗。
 まともに対応していたら、「んもうーっ」と爆発するか、シューンとなってウツウツとこもるか、どちらかになりそう
 だってね、アイスクリームのデモをしているお姉さんに
「早うすくわんかいっ」
 と、並んでいる列から怒鳴るお客さんがいるって、信じられる?
 そもそも試食のアイスクリームを食べるために行列を作ること自体がねえ!

 ここで皆さんに。
 私たちは日々さまざまな場所に出かけ、大勢の、職業も生活環境もものの考え方も違う方々とお会いしている。
 それと関連あるのか。
 外見で大体その人がわかる。
 顔立ちではなく、顔つきね。整っているとかいないとか、そういうことではなく、「卑しい」顔。どんなに美人でファッショナブルに決めていても、内面のさもしさやあこぎさが出ている人はいる。
 プラス、立ち居振る舞い。
 それにもう一つ加えたら、話し方。

 ということは、容貌にコンプレックスをお持ちの方は「表情」「動作」「会話」に気をつければ、かなり改善されるということだ。

 具体的には、
「このお客さん、もう少し外見にかまったら、持ち前の性格の良さを周囲にアピール出来るのにな」
 と感じるお客さんのほとんどが、うつむき加減で、しかも小声で話す。服装もダークカラー。
 反面、こちらの商品説明はよく聞いてくれる。それも、きちんと。性格は真面目で気を使うタイプなのだ。
 ならば、こういう方、思い切って明るい色のセーターを着て、頭をもたげて前を向き、視線を伸ばして今より少し大きい声で話してみよう。
 たったこれだけのことだけれど、周囲の反応は違ってくるはず。
 当然だよ。もともとキャラはいい人たちなのだから。