鶏肉

腰痛はおさまったようだ。
 中腰になっても何と言うことはない。

 喉痛もおさまったようだ。
 息も呑み込める。

 まあ、一週間も仕事をしていないせいかも知れないけれど。

 明日は桂市にあるコープ洛西店で、みつせ鶏の塩ソテーをデモする。
 みつせ鶏と言えば、我家でも京都生協を通じて購入している。
 柔らか過ぎず、固過ぎず、ジューシーな鶏肉だ。

 この仕事に就いてよかったことの一つに、食べ物の好き嫌いがなくなったことがある。
 ウニやナマコ、ホルモン、レバーをのぞけば、ほとんどのものが口に出来るようになった。
 鶏肉もその一つ。

 私は、鶏肉を長いあいだ、自分からは食べることが出来なかった。
 原因は、小学校低学年の頃、父方の親戚の集まりで、家長だった叔父が皆に振る舞うために、軒下で
飼っていた鶏をつぶしたのを見たこと。

 当時、鶏は多くの農家で、縁側の下に住み、家の子どもたちの遊び相手でもあった。
 それが、ある日、変わり果てた姿で我々の前にあらわれるのだ。
 そのショック。
 わかって頂けるだろうか?

 数年前、この事実をネット上のサイトで打ち明けたところ
「まあ! 私もそうなんですよ」
 との共感をたくさんいただいた。

 鶏肉。牛肉や豚肉に比べると、ずっとローカロリー。
 メタボに悩む人にこそおすすめ。