今日の雑感

 四月はボロボロだったけれど、五月は派遣会社Cからたくさん仕事をもらい、Bからも頂いたので、既に10日間埋まった。
 ただ、ギャラはねえ……何度も言うが。
 派遣会社Aはやはり抜群。
 つなげておきたい金額だ。

 
 話は変わり。
 今世紀に入ってから製作されたスペイン映画「カルメン」を観た。
 R18に指定されているほど扇情的な官能シーンの他は、メリメの原作にほぼ忠実な作り。ただ、ラストのカルメンのいさぎよさは原作にはないものだけれど。

 原作ではカルメン
「出会った時から私はあんたに殺されると思っていましたよ」
 と相手のホセに言っているけれど、実際は
「まさか、このアタシに惚れているホセがね」
 と思っていた節をかすかに匂わせている(カルメンがホセに刺された瞬間の表情)。
 映画では、カルメンは誇り高い最期だった。

 ホセも、演じている俳優によるんだろうけれど、ずいぶんとかっこいい男になっていた。
 原作よりずっと男気がある。

 
 それにしても、スペイン人って、きれいな人が多いね。
 小学生の時、何かの本で読んだスペインの紹介記事の中に
「スペインは世界一美人が多い国である。女性が10人いれば、そのうちの7人までは美人で、さらに5人は超美人」
 とあったが、映画を観ると確かに。
 大きな黒目に長いまつげ。彫りが深く、ギリシア彫刻のよう。
 単なるエキストラ女優の中にも、主役をつとめることが出来そうな人がたくさんいた。
 このスペインからの移住者が多い南米にミスコンの覇者が多いのもうなずける。

 
 仕事がヒマでこのところいわゆる「文芸もの」をよく読み、映画も観ているせいか、刺激されて創作欲が高まり、手帖に情景や登場人物のキャラ、ストーリー構成をメモったりしている。
 二十三歳の時に、みた夢からストーリーをおこした「窓」もその一つ。
 気楽にやろう。
 仕事も趣味も、その時に出来ることを精一杯やればよいのだから。