小遣い稼ぎの感覚で仕事は出来ませんって!

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働かなくてよい環境にいる人に、こう言われたことがある。
あなたがやっている試食販売の仕事って、
小遣い稼ぎにちょうどいいわね。
いろいろなところに行けるし。
派遣会社を紹介してちょうだい。
家にいても用事はすぐに終わってしまうし、退屈で退屈で仕方ないのよ。
気兼ねなく話せるお友達も欲しい

呆れてものが言えなかった。
時間と労働を提供して賃金を受け取る = 働く
このことを、どうとらえているのだろう。

別に
「ヒマだし」
「ちょっと主婦友とランチや小旅行に行ったり洋服を買うお金も欲しい」
「今とは違うタイプの人と知り合いたい」
と、仕事を求めるのは、悪いことではない。
問題は意識。
「小遣い稼ぎ」はいただけない。
私たち試食販売業はもちろん、
他の仕事でも、
そんな考えではつとまらないはずだ。

私たちの仲間にも
「生活には困っていない。
ただ、家にこもっていると世界が狭くなる」
との理由で働いている人はいる。
そんな人でも、仕事は真剣勝負。
「お小遣い稼ぎ」感覚の人など、一人もいない。

写真は、某駅構内での光景。
左側の青年は駅で夜を明かしたと想われる。
こういう若い人が増えてきた。
働きたくてもその場所がないのか。
彼らも「小遣い稼ぎ」モードで仕事を求めたりはしないはず。

働くことから遠ざかってしまっている人の中には、
時おり、「労働」に対して
ものすごくイージーで甘い幻想を持っている人がいる。