らくらくホイップにおもうこと

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泡立てた生クリームが絞り口付きの袋に入っている
「らくらくホイップ」(トーラク)。
「絞るだけですぐに使える。
クリームを泡立てる時間や労力がカット出来て、器材も手も汚れない」
という簡便さを一番のウリとしているが、
皮肉にもこの「簡便さ」こそが売りにくさの一因にもなっていると、
今回、あらためて感じた。

そもそも生クリームを使って自家製のケーキだのクレープだの作る人は、
基本的にマメ。
こういう「お手軽商品」は、まず使わない。

反面、お菓子など滅多に作らない人も、使わない。
手間ひまをかけてこそ「ホームメイド」との認識も世間一般にあるからだ。
「年に一度か二度しか作らないのだもの。一からきちんと作ろう」
こうなる。

料理に使えないのも不利。
生クリームを買い求めるお客様の中は、
シチューやソース作りに使う人もかなりいる。

けっきょく購入して下さったのは
「孫と(ケーキ作りを)楽しみたい」
「自分でデコレーションすれば子どもにとっても思い出になる」
と、子や孫と過ごす「幸せなひととき」を買った方々。

ちなみに。

子どものバースデイパーティや
おうちで女子会をする時などに、
これはいいかも知れない。

皆でキャーキャーいいながら、
クラッカーに乗せたり、
小さく焼いたパンケーキに絵を描いたり、
好きなフルーツとあえてアラモードにしたりサンドイッチにはさんだり。

ワイワイガヤガヤ。
「時」と「場」を共有するのも美味しさのうち。

ここいらをもっとお客様にイメージしていただくことが出来たら、
「らくらくホイップ」の売上はもう少し伸びたかも。