ズルしちゃいけないよ

イメージ 1

仲良しの仕事仲間の入院が続いている。
状況がら仕方がなかったのだけれど、無理を重ねたのが、ここにき
てあらわれたみたいだ。

このようなケースを身近にみてきているせいだろうか。最近よく伝
えられる生活保護の不正受給には、本当に腹が立つ。

聞くところによると、じゅうぶん働ける身体なのに、「こころの病
気」だと医者に偽の診断書を書いてもらい、その免除を受けている
人もいるそうじゃないの。
なぜ、「こころの病気」なのかというと、医者でも外科や内科と
違って人の心のうちまでのぞけないからなんだとか。

ふうん。そんなもの? 門外漢の私は口をつぐむしかない。
ただ、素直に疑問を感じるのだ。
「真実こころを病んでいる人に失礼なんじゃない?」。

とある高貴な方を引き合いに出すまでもなく、こころを病む人って、生真面目で完全主義者でオーバーワークをするタイプが少なくない
よね。
責任感が強く、義理固くもある。
こういうキャラは、仕事にも家事にも手抜きをしないぶん、ガソリ
ン切れもしやすい。
「休ませてよ」と心身が悲鳴をあげてしまうのだ。

「こころの病気」を偽称して我々の血税から捻出した「保護費」を
受け取っている輩には、こういう勤勉さや道徳観は微塵もない。
ただの怠け者だ。
現に、保護費を賭け事に使ってしまっている人を、間接的に私は
知っている。

病気になるほど懸命に働いている人のささやかな収入から取り立て
た税金を、嘘をついてズルをして社会に何ら貢献していない人の生
活費にあてる。
おかしな社会だ。
「こころを病んでいる」という偽診断書がホイホイ通るほど、生活
保護の審査はそんなに甘いのだろうか?

写真は、先週の日曜日に訪れた羽曳野市内の現場近くの光景。
午後から台風の影響が顕著になり、店舗側が早く帰らせてくれた。
助かった。
この日の朝、遠方勤務が続いていた私の肉体は確かに疲れ切り(気は張っていても)、注意力が落ちていたのだろう、大阪駅でJRから環状線のホームに移るさい、エスカレーターで足を踏み外し、派手に転
んでしまったのだ。
幸い、ズボンと左足のすねを擦りむいただけですんだが、一歩まち
がえば大事故になるところだった。
ただの一時間でも早く帰ったおかげで、休む時間が伸びた。

人間、ズルしゃいけないと思う。
仕事でも、家事でも、地域活動でも、ボランティアでも、働けるの
なら、働けるうちは働かないといけないよ。