遠方現場を楽しむコツは旅行モードにひたること

イメージ 1

前の投稿で述べたように、月曜日の現場は我家から片道二時間以上
はかかる遠方。朝早くに家を出なければならないのは、それだけで
単純に辛い。
まして、通勤通学ラッシュの車内で立ちっ放しとなれば。

こんな時、ご登場願うのがヤフー(いや、ゴマをするわけじゃない
よ)。iPhoneのロックを解除し、ダウンロードしているヤフーアイ
コンをクリックして、検索バーに本日の行き先を入力するのだ。
たちまち画面には、これから着くであろうまちの情報がびっしり。
「へえ! こんなところなんや。これこれの伝説があって、こういう見どころもあるんや」
限りなくコジツケに近いながら、旅行に出かける前のワクワク気分
を味わうことが出来、疲れと憂鬱気分を吹き飛ばしてくれる。

月曜日の現場、奈良県香芝市広陵町に伝わる「かぐや姫生誕の
地」説も、そうやって知った。
さらに、同町に、かぐや姫こと「竹取物語」の名を記した公園があ
り、毎年秋にはかぐや姫祭りが催されていることも。

現場店舗に着いてみれば、おやおや、店の正面玄関脇のテラスの壁
にも、それらを裏付ける石画がはめこまれている。
「ふうん。これは面白そう。昼の休憩時間にもう少し調べてみよう
か」。
かくして、ワクワクはますます高まる。

遠い昔、メール交換をしていた主婦に
「メーカーにお金を出してもらって、あちらこちらに行けるなんて、うらやましい。旅をしながら稼いでいるようなもんじゃないの」
とか何とか言われ、
「物見遊山と一緒にしないで。こちらは仕事なんだ!」
と、内心で腹を立てたことがあるが、現在では、なるほどそういう
考え方もありだなと素直に思うし、少なくともその雰囲気に浸った
方が結果的に自分が楽であることも、体得している。

生きるため、仕事はしないといけない。
どうせなら、楽しくやりたいものだ。