「国民性が違うんだから、放っておいたら」
と言う人もいたが、この広い世界で、「ビートルズのあの曲がね」とおしゃべりしあえる人とは、そうめぐり合えるものではない。
二度にわたってお詫びメールを出した。
「お互い英語圏の人間じゃないし、どこまで通じたかなあ」
と懸念しているうち、彼女からメールがきて、仲直り。
向こうも接続がうまくいかなかったらしい。
再びロックや彼女の好きな相撲の話題などで盛り上がっていたら、昨日、またも連絡がとれなくなった。
今朝、彼女から携帯に個人メール。
「あたしのパソコン、ウンともスンとも言わないのよー」みたいなことが書いてあった。
三寒四温。IT機器もコンディシヨンを崩しているのかも知れない。
写真は、かつて日本でも絶大な人気を誇った女性ロッカー、スージー・クアトロの結婚式光景(彼女は1978年、バンドのギタリストと、日本で日本式の結婚式をあげた)。
残念ながら、十年ほどで離婚してしまったが、スージーは現在も歌っていると言う。
相変わらずの革ジャンスタイルで、既に孫がいるとは想えない若々しさ。イカす「グランマ」だね。
振り返れば、くだんのイタリア女性と私を結びつけたのも、このスージー・クアトロの近況だった。
カッコいいおばあちゃんになりたいのは、万国共通なんだ。
