さあ、コーヒータイムじゃ

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昼寝から覚め、コーヒータイムを楽しんでいる。
キリマンジャロのブラック。
頭を更にすっきりさせるためにもBGMをかけようか。プレイヤーのターンテーブルには、ジョージア出身の女性歌手、トルーシャ・イヤウッドのベストアルバムが乗っている。程よくロックテイストが効いたカントリーミュージック。悪くない。

昨日は大阪市内の大型店で仕事。この店が毎春に実施する某イベントのスタッフとして、特設コーナーで冷菓子の試食販売をおこなった。

ただでさえ、「食べるだけで買わないお客さんが多いことにかけては関西ビッグスリーに入る」と、われわれ販売業者の間で半ば公然とささやかれる当店。イベントとなれば、なおさら。毎回毎回、マネキンとメーカー営業の二人体制でデモをおこなうのも、この理由による。

昨日は、だが、どんな理由によるものだろう。メーカー営業は、開店前にマネキンの私に商品説明のやり方と試食方法について指示だけ与え、いずこへと消えてしまった。

残された私は、膨大な試食品作りと販売を一人でこなさねばならず、へとへと。冷菓子自体はすでに出来上がったものだからケーキカッターで切って皿に乗せるだけなのだが、冷たいだけになかなか切れず、しかも六品目もある。どんなに奮闘しても、試食品を見つけるや、アリのごとく寄せてきてはハイエナも真っ青なばかりにむしゃぶりつくす「人獣」には対応出来ないのである。

試食品を出しても出しても、一瞬で消え、皿の底に残る粉までなめられる。試食品をつまむ楊枝がなくなれば、こちらが新しいのを開ける前に手でガガガガーッ。
「こちらのお菓子は……」
などと、一声そえる間もない。

疲れはオフの今日になって本格的にやってきた。
一時間半ほど昼寝をしてかなり楽になったので、こうして一息ついているのだけれど、夕方の買い物はやめておこう。

写真は、先月の十七日に鶏肉の宣伝販売で訪れた、奈良生協竜田川店の近所にあったコーヒーショップ。店名の「ふらっと」は音楽記号のそれでも、英語のflatでもなさそうだから、おそらく「ふらっと立ち寄って美味しいコーヒーを飲んでいってね」の意味合いからつけられたものだろう。