買い物はどこでもいいわけじゃない

九月に入ったその日、三ヶ月ぶりに美容院に。
訪れた先は、この春に引っ越しをした町にある美容院。
住居は変わっても、わざわざ電車を乗り継いでまで、ここに行くのだ。
理由は、私の髪質や頭皮の状態をよく知ってくれていて、いい具合にしてくれるから。

この気持ち。女性なら、割とわかっていただけると思う。
気に入った美容院なら、多少遠くても、そして多少料金が高くても、そこに行かない?
女性にとって(男性にとってもか?)、髪はとても大切なもの。
お任せするのは、どこでもいいわけじゃない。

まして、私の場合は、未だに派手に宣伝している利尻島昆布シャンプーで突然にアレルギーを起こして頭皮がただれたことがあり、完全に元に戻るまで2年かかった。
ヘアマニキュア液はもちろんのこと、シャンプーやトリートメントにどんなものを使っているのか、とても気になる。
だから、繰り返す。
自分の大切な髪をお任せするのは、どこでもいいわけじゃない。
確かに、引っ越した先にも美容院はたくさんあるんだけれど、、、。

これと同じことがスーパーにも言えるのではないか。
例えば、知人にの一人は、「N村屋は京都産の新鮮な野菜をいつも置いているから」と、自宅からの距離などものともせず毎日N村屋に自転車を走らせるそうだが、こうでなければならないと思う。
他店との差別化に価格を持ってくるのは常套手段だが、いずれは行き詰まるだろうしね。
スーパーだって、「買い物をするのはどこでもいいわけじゃない」と、こうならないと。

写真は、その美容院がある山科の駅にて。
残暑は残っていたものの、風もあり、しのぎやすい一日だった。

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