大容量は本当におトク?

昨日は大阪北部の某スーパーでグラノーラのデモ。グラノーラに牛乳、あるいはプレーンヨーグルトをかけ、お客様に味をみていただいた。

店舗担当者に売り場に案内されて、ちょっと驚いた私。なぜなら、並んでいたのが200g、すなわち中容量のグラノーラだったから。
「デモンストレーションする時には大容量を担当するのが通例なのに、どうして?」と首を傾げかかったが、店側に事情があるのかも知れないと思い、指示されたまま、それでデモをスタートさせた。

意外や意外。その中容量タイプ。実はお客様に大受けしたのだ。
お客様がおっしゃった事柄を整理すると、こんなふう。
「これくらいが食べ切れていい。大容量は、買った時にはお得感があるけれど、毎朝毎朝グラノーラの朝食というわけじゃなく、パンを食べる日もあればご飯を食べる日もある。なかなか消化出来ず、そうこうしているうちに味が落ちてしまう」。

この意見に同感する人、多いのではないか。
グラノーラでなくても、例えば、キャベツ半切りが98円で一玉が190円とする。
単純計算すれば、わずか6円の差ながら、その6円が「得する」と、1円の金も節約している我々庶民には感じられ、一玉の方を購入する。
結果、食べ切れず、品質を落としてしまい、となるとますます食べる気がなくなって放置しているうちにしなびてしまって、、、と、こんな体験をした人、決して少なくないのではないかな。

メーカーや店舗は価格の高い大容量の売上が伸びた方が益率があがるので、ややもすれば、消費者にそちらを勧めがち。
でも、ようく考えようね。
「大容量は本当におトクなの?」と。