出来ないことをトシのせいにすると、本当にトシをとっていく。

今日は三重県の津でサンプリングの仕事。芸能コンサートに訪れたお客様に、「一度お試し下さい」と、商品説明も交えてサンプルをお渡しする。
楽そうで、その実、楽ではなかった業務だった。

ただ、思いがけぬ「ラッキー」もあった。
業者特典? 無料でコンサートを観ることが出来たのだ。
出演者は、チェリッシュや狩人など、昭和歌謡史に一時代を築いたミュージシャンたち。
葛城ユキも来ていたな。

懐かしい歌の数々を聴いているうち、意識はいつのまにやら十代の頃に。
何より、加齢をものともせぬミュージシャンたちの若々しい声と歌いぶりに、触発されるところ大だった(例えばチェリッシュの女性ボーカルのえっちゃん。あの美しい伸びのある高音は全く衰えていない)。
きっと、日々、発声練習を欠かしていないのだろうね。

一般人である我々も、年齢に甘えてはいけない。
出来ないことをトシのせいにした瞬間から、本当にトシをとっていくものだ。