経営者は利益を出してナンボ。孤独なのだ。

今日の現場は奈良の学園前。同名の駅から10分ほど歩いたところにある、ローカルスーパーが仕事場だ。この店、サブネームに「卸値市場」とうたっているだけあって、全般に商品価格は低め。特に醤油や鍋つゆなど、調味料関係の安さには驚かされるばかり。
何せ、業者間でも使われている某高級中華だしの缶の大きい方が500円だものね。感動した(あれ、高いんだよ。698円のプライスカードが貼ってあるとずいぶん安く感じるほど。大概の店舗はセールの時で798円じゃないかな)。

同時に、「このお値段だからクレジットカードが使えないのね」と、納得もした。
今日日、クレジットカードが使えないスーパーは珍しいが、店側がカード会社に払う手数料を考えたら、あまりに低価格ではお客様に商品提供も出来ないわなあ、、、店は慈善事業をしているんじゃない。「商売」をしているんだもの。

経営者の責務の一つに、従業員と従業員の家族を食べさせるということがあると思う。
そのためには、会社の利益を上げねばならない。稼いで、儲けを出さないといけないのだ。
そうして、はじめて従業員たちに「人間的な」生活を保証するだけの報酬を与えることが出来、より快適に働けるよう、職場の環境を整えることも出来る。
極端な話、経営者は利益を出してナンボなんですよ。
これって、キツイよねえ。
経営者は孤独と言われるゆえんである。

その心内(こころうち)に思いをはせるなら、ブラックでなければ、労働者の我々も生きるための仕事を一生懸命にやりましょうや。
ま、いろいろと不平不満もあるだろうけれど、それはお互い様。

たまには、経営者の気持ちを想像して仕事をするのも、悪くない。