甘辛味はなぜ受ける?

先週土曜日は、京都市内の大型スーパーで、○ナマルキ社の液体塩麹のデモ。
試食メニューは鶏の照り焼きで、飛ぶように試食が出た。

一般に、照り焼きをはじめ、すき焼きなどの甘辛い味は、世代や性別を問わず人気がある。
と言うより、嫌いな人を探すのが難しいくらい。
これって、どうしてだか、考えたことはある?

私は、甘辛い味が広く人に受け入れられる要素の一つに、鮮明感があると思う。
味がはっきりしているぶん、印象強く、あとにも残りやすいのだ。
つまり、わかりやすいと言うこと。

これが、あっさり味やすっきり味だと、人によっては物足りないと感じられ、「ぼやけている=わかりにくい」と言うことになりかねない。

人間は、本能的に、わかりにくいものには警戒心を示す。
フェイスブックで友だち申請を受けても、顔写真がなかったりプロフィール情報が極端に少ない人に対しては胡散臭さを感じるでしょ。
あれと同じ。

とは言え、写真なしでプロフィール情報小の人がすべて怪しいわけではないように、味覚も甘辛味の他すべてがマズイわけではないし。

ここいら、伝達が難しい。
あっさり味やすっきり味の良さをお客様にわかっていただけてこそ、デモンストレーターのプロ度がはかられるのかも知れないと言う気、ある。