現場体験がない人選担当者。アンタの給料、稼いでいるのは誰よ?

先週の土曜日。仕事を終えた後、試食台をバックヤードに引いている途中、試食台のコマの一つが壊れていたことも関係があったのか、身体のどこかに変な力が入り、ギックリ腰になったことは述べた。
四日目の今日。
いぜん、腰をかがめるのが辛い。
靴下をはくのも一苦労。
背筋を伸ばして歩くことは、いちおう出来るのだけれどね。

よーく回りを見渡せば、私たちの同業者で腰や膝が悪い人は、とても多い。
立ち仕事であることと、現場が寒冷な場所であること。
この二つが影響しているのだろう。

我が家は実は配偶者が整体師だから、私はとても恵まれた環境にいるのだが、それでも5年前のギックリ腰では一週間経っても痛みが残っていた。
じっと寝ていれば良かったものを、現場に穴を空けてはいけないと、クーラーボックスやリュックサックを重石代わりにして、無理をして仕事に出かけたからね。
回復が遅れたのだ。

腰にベルトを巻いて現場に立ち続けている人。
悪くなった股関節を労わりつつ仕事をしている人。
腕が肩から上に上がらなくなったのに、なんとか業務をこなしている人。
いずれも私は知っている。

私たちには、原則、労災すらない。
身体が悪くなれば、「あ、そうですか。じゃ、別の人にやってもらいますよ」と、あっさり切り捨てられる。
現場に穴を空けてはいけないのは、それは仕事である以上は鉄則だが、デモンストレーターだって人間。
身体が思うようにならないこともあれば、急なハプニングもあるし、勘違いからくるミスだってある。
それを、一部の人選担当者はデモンストレーターをコマと考え、自分はただの一度も現場体験がないくせに、書類上な数字だけ見て、「お前はこちらに行け。あんたはこちらに行け」と選り分け、指示する。
これって、おかしくない?
現場に立ったことがない人間が、どうして現実にカネを稼いでいるデモンストレーターを管理するの?
あんたらの給料、誰が稼いでいるのよ?

まあ、世の中、どんな業界でもこんなものなのでしょうな。

それに、現場体験がない人を人選担当者にしている企業側のカラクリも、こちらはわかっているし。

はい、そのカラクリ。
次回で明らかにしますよ。

まずは、自分の腰を治さにゃね。