昨日の高級スーパーでのプレミアム鍋つゆのデモ。
少ない試食数の割には、あんなものですかね、売上は?
「売れた」とは言い難いけれど、「売れなかった」と言うわけでもなし、、、。
この商品。プレミアムと銘打つだけあって、味は抜群なぶん、お値段もお高い。
こういう商品は、まずは味をみていただかないと、販売に結びつかないんだよね。すなわち、最初の一口で、「わぁ~、美味しい」と心より感じていただくことが、とても大切なのだ。
なのに、昨日の店は慎ましいお客様が多くて試食が出ず、とうぜん売れず、本当に困った。
ただ、知り合いの保険営業マンがある時、
「強固に断っていた人に限って、いったん契約してくれると、自分の熱烈なファンになってくれ、家族や友人を次々と紹介してくれる」
と私に語ったような現象は、実は私たち食品デモンストレーションの現場でもしばしばおこりうる。
「あんたがそこまで薦めるんなら、試食だけはするわ。そん代わり買えへんで!」
と息巻いていたお客さんが、いざ試食するや
「やあ、美味しいやん」
と目を見開き、商品をカゴに入れて「買うわ!」だけでなく、そこへ買い物に来ていた顔見知りにも、
「ちょっと食べてみ? 意外といけるで」
と、今度は我々の代わりに試食と購買を推奨してくれる。
こういうケースは、結構ある。
だから、やはり、断られても断られても、コツコツと粘り強く、試食は薦めないといけないのだ。