子どものためのスペース、現在にマッチした形で!

昨日の記事で、子どもたちを守るため、かつて存在した農村なり商店街なりの共同体が見直されてよい、そのために今の時代に即した形での共同体を新たに模索する必要があるのではないかと書いた。

読まれた方の中には
「おっしゃることはわかるけれど、農村では過疎化が進んでいるし、商店街も活気を無くしてシャッターを下ろしている店も多い。子どもを見られる人なんて、ほとんどいないよ」
とおっしゃる方も多いことだろう。
確かに。
だから、スペースを作るのだ、、、地域の子どもたちがフラリと立ち寄って、遊んだり、宿題をしたり、くつろいだり、おやつを食べたりすることが出来るスペース。
場所は、小学校の一角、空家、公園などにある小屋、極端にはスーパーマーケット内でもよい。
土日や祝日に働く親も少なくないから、そこいらのところも極力対応する。

スペースを管理するスタッフは、定年退職組とか子育てを終えた熟年主婦とか子どもに関心がある学生とか。
それらの人の中には、子どもに関する仕事をした体験があったり、あるいはこれから就こうと希望している人も必ずいるはず。
大人も子どもも、どちらも程よく影響を与え合うのではないか。

振り返れば、両親ともども時に元旦にすら仕事をしないといけなかった関係で、小学校低学年から休みは一人で家にいた私。
それでも、「全員が顔見知り」であった村の良さ。どこへ行っても「まっちゃん」「まっちゃん」と声をかけてもらえたし、「お母さんがおらんのじゃったら、今日はうちへ来てうちの何々と遊びんせえ」と気にかけてくれる人たちがいた。
「商店街の人みんなで大きくしてもらった」と語った仕事仲間も、きっとこんな感じだったのだと想う。

こういうコミュニケーションが取れる場所。21世紀の現在の事情にマッチした形で、もう一度つくろう!
子どもが過ごしやすい社会は老人も過ごしやすい社会。さらにはペットも過ごしやすい社会のはずだ。