ノンアルビールビール~ダイエット

昨日の続き。

若い女性客が多い店舗でノンアルコールビールを PRするにあたり、ノンアルコールビールが持つ「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」の二要素をプッシュし、お客様のダイエット志向に訴えるデモ作戦を立てたが、それを実行する前に、お客様にお答えいただくべく二つの質問を用意したと書いた。
これって、いっとき生保レディが営業の前段階として活用していた「アンケート」みたいなものね。

質問はたった二つ。
1、ビールやチューハイなど、アルコールをどれくらの頻度で飲みますか?
2、ビールのカロリーを知っていますか?

さあ、お客様の答と具体的な商品おすすめトーク内容を話すよ。

まず1の質問。
過半数のお客様が、
「夏場はほとんど毎日飲む。冬場はあまり欲しくないが、冬場は空気が乾いているせいか冷たい飲み物が欲しくなることもあり、そんな時には飲むから、さあ、週に一度か多くても二度かな?」
云々とお答えになった。
これは予想通りね。

次に2の質問。
ビールのカロリーは、レギュラー缶の350mlでだいたい160カロリー(メーカーや糖質オフかどうかでも変わってくる)なんだけれど、ご存知の方とご存知でない方は、ほぼ拮抗。
で、ここからが大切なのだ。

この160カロリー。数字で述べると、そのままの「160カロリー」。ピンと来ないね。
それが、小ぶりな茶碗に軽く一杯のご飯が160カロリーであると知った上での「160カロリー」なら、がぜんピンと来る度が上がらない?
加えて、一般女性の一日に必要なカロリーが約1600カロリーであるとの知識を得たのちなら、なおさら、、、。

つまり、ビールのレギュラー缶を1本あけたら、一日に必要なカロリーの10分の1は摂ってしまうわけ。
レギュラー缶なんて、あなた、夏場は、グイッ、グイッ、グイッの30秒で終わるよ。否! 冬場でも、くだんのお客様への我が質問に対する返答を受ければ、まあ、30秒とはいかないまでも1分くらいで飲み干すかも。

わかりますか?
2の質問の答の「160カロリー」に、親しみやすい比較対象を二つ持ってきたのがミソ。
1、我々の主食であるご飯のカロリー。
2、一日に必要なカロリー。

これにより、
「ビールだけでもけっこうカロリーがあるのに、おつまみやシメのうどんやらラーメンやらのカロリーを入れたら、ん?ん?ん?」
トークに具体性を持たすことが出来た。

おかげで、当初の目標以上の売上。
業務終了後、店舗担当者様にサインをもらいながら、高校時代の先輩を思い出した。
ありがとう😊。心からそう言いたかった。

そもそもカロリーとか、そういう概念を知ったのは、家庭科の授業ではない(家庭科は大嫌いだった。料理は決して嫌いではなかったのに、、、ほら、共同作業だから、先生に目立ちやすいとか、あるでしょ。私は手先が不器用だから余計にね。プラス、後片付けなんか、評価の対象にはならないのね)。
プライバシーがあるから詳細は避けるが、高校卒業後に栄養関連の大学に進学したこの先輩が授けてくれた知識のおかげで、私は今も恩恵を受けている。