男性のお一人様~男やもめにウジかわく?

ヘルパー経験がある複数のデモンストレーターによると、家庭内の雑事を奥さん任せにしていた男性が「お一人様」になったケースほど見ていられないものはないと言う。
「部屋は散らかり放題。布団は万年床で、まわりには脱ぎ捨てたスウェットやら靴下やらが転がっている。テーブルやちゃぶ台の上には、カップ麺だのスーパーで買った弁当だのの空箱が所狭しと置かれて。まさに男やもめにウジがわく」。
ふうむ、、、。
実は、現役ヘルパーである友人からも似たような話を聞いたことがあるな。
プラス、確かに少なくないよ、職業柄、日々スーパーやディスカウントストアで仕事をしている私から見ても、カゴの中身が見事なまでに「カップ麺・弁当・出来合いの惣菜」ばかりの高年男性は。

こんな男性は、きっと奥さんがいた時はTシャツ一枚たたんだことはないしお皿一枚洗ったこともない男性だろう。だから死別であれ離別であれ「お一人様」になると、たちまち生活が破綻してしまうのだ。

くだんのヘルパーの友人は、こんな提案をしている。
「子どもが巣立って親業を卒業したら、女の人は自分のために時間をどんどん使うねん。講演会、習い事、観劇、ランチ、女子会、ハイキング、旅行、、、。当然、旦那はそれまでより不便になるやろうけど、それくらいでエエよ。不便になって旦那も知るやろ。どれくらい奥さんに依存していたか。すべてはそこから始まる」。
確かにね。定年退職後の夫の「家庭参加」は、まず夫自身の意識変革から。
意識変革には「気づき」が必要、、、「何もかも妻にやってもらっていたから今まで暮らしが回ってきた」との。

以前の記事で、「清掃人、すなわちプロの掃除術後」を取り上げた時、書いた。
「プロの掃除術は、合理的かつ科学的な、極めてシステマティックな性質を持つ」.
と。
だとしたら、掃除は一般に女性より「論理的」とされる男性の方が向いているはずで、これは掃除以外の家事にも通じていることなのでは?