売れない時は「笑顔」を売る

とは言え、先だっての4月1日の午前中の甘酒の販売数みたいに無残そのものだったら、腐ってついグチを口にしてしまいがちになるわなぁ、、、「ああ、売れないよ!」と。

その気持ちは百も承知で、やはりいけませんよ、「売れない」と口にするのは。
例え、悪天候でお客さんがほとんど入っていなくても、すぐ隣に100円以上も違う競合品が置いてあっても、店舗内の勘違い従業員に無能扱いされても(正社員パートを問わず、デモンストレーターに驚くほどエラそうにして販売の圧力をかけてくる人間は、いる店にはいる)。
「売れない」。
あなたの口から出て宙を漂いはじめた瞬間から、「売れない」菌を商品にたっぷりとふりかけるようになるからねえ。

頑張っても売上が伸びない時には、こんなふうに発想を変える。
「私は笑顔を売っているのだ」
ニコーッとされて、嫌な思いになる人間は、まずいない。
お客さんの気分は良くなるし、店舗の雰囲気は明るくなるし、もうこれだけでええやん。

結果、やはり数字がついて来ず、勘違い従業員に販売員としての資質を問われるような屈辱的な言葉を投げかけられたら、
「すみませんねえ。力及ぼす。で、あなた、ご存知でしょうね。私も店を出たらお客さんの一人なんですよ」(店を出たらお客さんの一人というくだりを強くゆっくり述べる)と言い返し、次回からそこの店舗を外してもらえばよいのだ。

間違っても、「そこまでおっしゃるのなら、あなた、一度売ってみなさいよ」とは口にしない。
ぶちまけた話、そんな勘違い従業員にかぎって本当は大した力はなく、あなたの半分も売上ないに決まっている。
そういう人間と同じ土俵に立っちゃダメ。

プラス、本当は辛いのに商売上であっても敢えて笑ってみせる。
これは、修行にもなる。